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鼻うがいは花粉症にも効果のある上咽頭炎治療の方法です
※2021年3月追記
この記事の1つ前の記事『一生花粉症に悩まない体質に改善する方法』の追記でも書きましたが、この鼻うがいは2015年10月から今現在までほぼ毎日ずっと継続している健康習慣です。
この記事では専門の器具を紹介していますが、慣れてしまえばペットボトルで十分できます(笑)
もちろん本当はガラス瓶の方が良いのですが、そこは妥協してます。(^^;)
材料も箱買いしたヒマラヤ岩塩のブロック(粉より安い)を割ってくだいてペットボトルに入れて浄水器を注ぐだけですので、本当に低コストです。
しかも手間もかからず。
それなのにスッキリして花粉症への耐性が上がるのです。
だからこそ今でも継続し、今後も続けていこうと思えるゴールデン健康習慣の1つになっています。^^
余談ですが、管理人はこのヒマラヤ岩塩水で目を洗いますので目薬もずっと使っていません。
また歯磨き後のうがいにも使っています。
傷を洗うのにも使っています。
もう本当に万能過ぎです(笑)
追記以上
前回、『一生花粉症に悩まない体質に改善する方法』と題して、花粉症を引き起こす原因植物と花粉カレンダー、 花粉症の原因植物を特定するRAST検査、 花粉症には上咽頭炎治療が効くことをお伝えしました。
今回は、スギ花粉アレルギーの測定値が200倍を越え、重い花粉症に長年悩んできた管理人が、ツライ花粉症にバイバイできた『鼻うがいのやり方』について書いていきます。
鼻うがいは、自宅でお金もかからず手軽にできますが、鼻うがいで上咽頭をきれいにする効果は絶大です。
『病気が治る鼻うがい健康法』の著者で医学博士堀田修氏は、
「上咽頭炎治療がアレルギー性鼻炎である花粉症、アトピー、喘息などのアレルギー疾患に効果がある」
言っていますが、鼻うがいこそ最も簡単で自分でもできる上咽頭炎治療の方法なのです。
また、アレルギー疾患がない方でも、鼻うがいを続けることにより、免疫が強化され体質が改善されます。
そのため、昔、インドのヨガの行者は、免疫を強化して健康を増進するため、鼻から口へロープを通し、ゴシゴシとこすっていたという過激な話も聞きます。
さすがにロープで鼻うがいは粘膜が傷つくリスクがあるのでお勧めしませんが、これからご紹介する、管理人が実際にしている鼻うがいには痛みもありませんし、粘膜も傷つきませんのでご安心ください。^^
鼻うがいの実際のやり方
お勧めの鼻うがい鼻洗浄液
管理人は、昔プールでよく鼻に水が入り、あの鼻の奥がツーンと痛くなる思いをしていました。
そのため、最初はどうしても慎重になりました。そこで、多少お金がかかってもいいので安心感を優先したいと思い、耳鼻科医と共同開発された一般医療機器『ハナクリーンS(ハンディタイプ鼻洗浄器)』(2836円)を購入しました。
ハナクリーンSは鼻洗浄液サーレSが10回分がセットになった鼻洗浄器です。
アマゾンベストセラー1位をずっとキープし、口コミ評価も高く信用できそうでしたので選びました。
もし、この鼻洗浄液が気に入ったのであれば、鼻洗浄液サーレS50回分(888円)を購入し、使い続けることもできます。
しかし、管理人は、お金をかけたくなかったですので、鼻洗浄液を自作し、鼻洗浄器のハナクリーンSのみ使い続けています。
自作と言っても材料は、浄水器を通したきれいな水と自然塩のみです。
鼻洗浄液を作るのも簡単で、0.9%の濃度の生理食塩水を作ればそれでOKです。
管理人は500mlのペットボトルにアルカリイオン整水器の水を入れ、そこに小さじ一杯(約5g)のヒマラヤ岩塩(1キロ1250円)を入れて混ぜています。
ハナクリーンSは150ml入りますので、これで約3回分の鼻洗浄液のできあがりです。
1回あたりのランニングコストを比較してみます。
ハナクリーンSの専用鼻洗浄液サーレSは1回あたり約18円なのに対して、自作のヒマラヤ岩塩鼻洗浄液は1回あたり約2円ですので、その差は歴然です。
また実際使い比べての効果の違いは感じられませんでした。
管理人は2ヶ月以上この自作鼻洗浄器を使い、実際の効果を体感していますので、今後も自作を続けます。
なお、もっとコストを落とすには、ヒマラヤ岩塩を天然の海塩に変更すれば、1回あたり0.5円を余裕で下回ります。(笑)
ヒマラヤ岩塩も海塩も自然塩ですので効果はほとんど変わらないと思います。
それでは、なぜ管理人がヒマラヤ岩塩を選んでいるかと言いますと、入浴剤としてヒマラヤ岩塩と海塩を使い比べた所、ヒマラヤ岩塩の方が肌に合っていると感じたからです。
ただ、それも若干の違いです。
正直に言いますとヒマラヤ岩塩の「3億年前の海水から作られた」という宣伝に個人的に惹かれているので、それで良く感じているプラシーボ効果なのかもしれません。(笑)
お勧めの鼻うがい鼻洗浄器
さて、実際の鼻うがいのやり方ですが、ハナクリーンSを使う場合、先端のノズル
を片側の鼻に入れ、本体を押せば、その強さに応じて水流が流れ込みますので、それを逆側の鼻の穴から出すだけです。
その時、口を「エー」という感じに軽く空けておくとやりやすいと思います。
ただ、ハナクリーンSには弱点があり、最後まで鼻洗浄液を噴出することができません。
そこで管理人は途中で、蓋を開け、本体ボトルから直接残りの鼻洗浄液を流し込むようにしています。
これなら最初から直接鼻洗浄液を流し込む鼻洗浄器の『ネティポット』(648円)の方が安くていいのではないか、という意見もあります。
実際、管理人はネティポット
も購入し使い比べました。
これは個人的な感覚なのですが、ハナクリーンSをギュッと押したときの勢いある水流の方が気持ちが良いですし、その方が花粉やほこり、細菌をより強く洗い流してくれそうな気がしました。
そのため管理人はハナクリーンSを使い続けています。
鼻うがいの3つの注意点
次に鼻うがいの注意点についてお伝えします。
鼻うがいの注意点は3つあります。
1.きれいな水を使うこと。
塩素がたくさん入った水道水で鼻うがいをしても望むような効果は得られません。
肌にも髪にもダメージを与える塩素は、当然鼻の粘膜にも良くないです。
摂取するわけではありませんので、ナチュラルミネラルウォーターを使う必要はないと思いますが、できる限りきれいな水を使用するようにしてください。
家庭用の浄水器の水で大丈夫です。
2.生理食塩水(0.9%)の濃度にすること
さきほどプールの水が鼻に入った時のツーンとする痛みと書きましたが、その原因は、水の浸透圧の差です。
普通の真水を使うと、人間の細胞内の水分の浸透圧が高いため、真水の分子が細胞内へ移動して細胞が膨張し痛みを感じます。
そのため人間の細胞と同じ浸透圧0.9%の濃度の生理食塩水にすれば、浸透圧の差がなくなり、痛みを感じることもありません。
3.鼻うがいの後、すぐに鼻をかまないこと
鼻うがいの後、鼻をかみたくなる気持ちは分かります。ただ、いつものように片方ずつ勢い良くふーんと鼻をかむと、鼻洗浄液が耳の方へ移動し、中耳炎になるリスクがあります。
管理人は鼻うがいのあとは、鼻を手でおおって、両方の鼻から軽く息を出し、出てきた粘液のみぬぐうようにしています。
鼻うがいQ&A
最後は鼻うがいに対するよくある質問に回答していきます。
Q1.鼻うがいは痛くないのですか?
A1.上記の注意点2で書きましたが、生理食塩水の濃度の塩水、または鼻うがい専用の鼻うがい洗浄液を使用すれば痛みはありませんので、ご安心ください。
Q2.鼻うがいをするときの水の温度はどのぐらいにすればいいですか?
A2.ハナクリーンSの説明では、 40~42℃の温水を推奨しています。
しかし、鼻の粘膜と免疫を鍛えるには冷水の方が効果があります。
実際、医学博士堀田修氏は著書『病気が治る鼻うがい健康法』の中で、冷水で鍛えることを勧めています。
ただ最初のうちは、薄っすらと血がにじむことがあると書かれており、実際管理人も冷水に切り替えた後、最初の1~2週間の間は、数回粘液に血が混じっていました。
しかしそれ以降血がにじむこともなくなりました。
Q3.鼻うがいの効果はどのぐらいで出るのですか?
A3.医学博士堀田修氏は1ヶ月~3ヶ月継続して効果を計るように言っています。
管理人は昨年10月末から鼻うがいを始め、ほぼ毎日しております。
例年2月ぐらいには、くしゃみと鼻水に悩まされていたのですが、今年は、数日朝方くしゃみや鼻水が出ましたが、それもすぐに治りました。
そして3月はほとんど花粉症を自覚することがありませんでした。
また、花粉症以外の鼻づまりなどは、鼻うがいを継続して1ヶ月が経つ頃には感じられなくなり、3ヶ月経過する頃には、鼻から吸える空気の量が増え、運動時の心肺機能の向上を実感できました。
Q4.鼻うがいはどのぐらいの頻度ですればよいのですか?
Q4.管理人は毎朝の歯磨きの後、鼻うがいをすることを習慣にしています。
時間にして1分もかかりませんので、毎日鼻うがいをしていただくことをお勧めします。
なお、工場勤務や現場仕事で鼻毛の伸びが早いと感じている方は、朝晩していただいても良いと思います。
Q5.鼻うがいの副作用はないのですか?
A5.本記事で書いたやり方と注意点に気をつけてもらえば、鼻うがいに危険性も副作用もありません。
ただ、蓄膿の手術を受けたことがある等特別ば事情のある方は、事前に担当医師に相談してから実施していただくようお願いします。
以上、花粉症にならない正しい鼻うがいのやり方についてお伝えしましたが、いかがでしたでしょうか?