RAST検査とは
※2021年3月追記
管理人が各種健康法や自然療法を試してきた結果、長年悩まされてきたスギ花粉の花粉症に悩むことがなくなりました。
RAST検査ではブチ抜きの陽性なのにです。
管理人の家の目の前は神社の裏山で杉の木が今でも変わらずありますので花粉の量は変わっていないはずです。
本当に不思議です。
最近は感染症の勉強をしているのですが、感染症では保菌者でも一切発症しないキャリアーが一定数存在します。
アレルギーでも無発症のキャリアーになる可能性は誰にでもあると思います。
ただ、個人的な経験と周りの体験者の実際の声からも減感作療法の効果については疑問が残ります。
アレルギーを発症しているような生命力(免疫力)が落ちた状態、慢性炎症を発症している状態では、体を慣らして克服するどころか悪化するだけだと思います。
それに、蕎麦、ピーナッツ、サバなどの食物アレルギーは命の危険性がありますのでくれぐれも気を付けてください。
ということでアレルギーは特定物質を克服しようとするのではなく、
「健康になれば自然と耐性がつき、アレルギー発症しにくくなるか、発症したとしても軽度ですぐに回復する」
と考えると良いかもしれません。
これはまた、
「逆に体力が落ちていると今まで大丈夫だったものにもアレルギー反応が出る可能性がある」
ということでもあります。
そのため繰り返しになりますが、
「アレルギーを何とかしようとするのではなく、健康になればアレルギーも出なくなる(出にくくなる)ので健康体を目指す」
という考え方を管理人はお勧めします。
最後、自分でも嬉しく感じたことを書きます。
管理人は犬の毛のアレルギーもひどく、子供の頃から、犬の毛に触れるだけで蕁麻疹のような炎症になりました。
落ちた犬の毛をまとめて筆のようにして、肌をなぞると、すぐに赤くミミズ腫れして痒くなるぐらいの重症でした。
そのため大人になっても、犬は好きでしたがずっと避けていました。
そんな中、現在母のリハビリに連れて行っているある接骨院には癒し目的のために2匹のポメラニアンが放し飼いになっていました。
「スギ花粉も大丈夫になったのだし、犬の毛ももしかしたら大丈夫になったのかな?」
と試してみると、なんと本当に大丈夫でした!
今では遠慮くなく犬をなでることができます。
ただ、体力が落ちていると、犬になめられた時には、肌に違和感が出ることもありますので、完全な耐性ではないかもしれません。
それでも、体力が落ちている時でも犬の毛はまったく問題なしぐらいの耐性はあります。
ということで、今何かのアレルギーで悩んでいる方も、まずは健康体に近づくことを目指してみてください。
当ブログでは健康体に近づくためのヒントや方法が書いてありますので是非他の記事もご覧ください。(←宣伝です(笑))
追記以上
先日、年々重症化して患者数も増えている花粉症について、『一生花粉症に悩まない体質に改善する方法』と題して記事を書きましたが、花粉症やアトピーなど大人になってからアレルギー疾患に悩まされる方は多いと思います。
また、子供の頃は大丈夫だったのにいきなり症状が出て驚く方もいます。
せっかくモテる健康な男を目指しているのに目は涙目で腫れあがり、鼻はグジュグジュ、くしゅんくしゅんでは女性も寄ってこなくなります。
そこで、今回は、自分が何に対してアレルギーがあるのかを調べる
・RAST検査の費用
・RAST検査結果の見方や注意点
について記事を書きます。
『RAST検査』は『radioallergosorbent test(放射性アレルゲン吸着試験)』の略で、『非特異的 IgE検査』とも言われます。
いきなり聞きなれない難しそうな横文字が並びましたが、要は、自分の血液の中の免疫が何に対して強く反応をするかを見ることによってアレルギー原因物質を特定するアレルギー検査の方法の一つです。
このRAST検査では、食べ物、植物、ダニやハウスダスト、動物の毛など200種類以上のアレルギー原因物質の中からアレルギー原因を探ることができます。
その原因物質は自分で指定してすることもできますし、医者にまかせてしまうこともできます。
ただ、RAST検査の精度はそこまで高くなく、検査結果がそのときどきで変動することもあります。
それでも、採血だけで検査でき、1回の検査に付き13項目まででしたら、健康保険も使えるので、コスト的なメリットもあります。
もし13項目以上検査したい場合は、1ヶ月毎に13項目ずつ検査すれば、毎回健康保険適用になります。^^
RAST検査の費用
上記は実際のRAST検査の結果ですが、左上に実施料1,430点とあります。
1点=10円ですので、14,300円です。健康保険が適用になりますと3割の自己負担ですので、4,290円です。
これに病院の診察代が追加になるとRAST検査は5000円弱の費用がかかると考えておけば大丈夫です。
RAST検査の見方
上記画像は、RAST検査の結果ですが、注目すべきはクラスの数値です。
RASTのクラスは、アレルギーの問題のない陰性の0から、高度強陽性の6まで分かれています。
見やすくするために以下に表にしました。
IgE抗体濃度(UA/ml) | クラス | 判定(+/-) | 判定(陰性/陽性) |
0.34以下 | 0 | - | 陰性 |
0.35~0.69 | 1 | ± | 疑陽性 |
0.70~3.49 | 2 | + | 陽 性 |
3.50~17.49 | 3 | ++ | |
17.50~49.99 | 4 | +++ | |
50.00~99.99 | 5 | ||
100以上 | 6 |
医師によっては、
「クラス4で、大体50%の確率でアレルギー有り」
と判断する方もいます。
RASTのクラス数値が高いからといって、現時点で必ずしもアレルギー症状が出ているとは限りません。
ただ、クラスが高ければ、それだけその物質に対してアレルゲン(アレルギーの原因)を持っていることになりますので、将来的にアレルギー症状が現れる可能性があります。
大人になってから急に花粉症になったり、アレルギー症状が出る場合がこのケースです。
RAST検査の注意点
RAST検査の注意点は2つあります。
まず、1つは、上記にも書きましたように、クラス数値の高さが、必ずしも現在出ているアレルギー症状の原因とは言えないことです。
2つ目は、RAST検査は花粉やハウスダストなど、鼻や口から吸い込む原因物質に対しては信用性が高いのですが、食べ物の食物アレルギーについては、偽陽性、偽陰性が多い、つまり検査結果が当てはまらないことが多いことです。
実際に食べ物のアレルギー判定は、1年以内の検査にもかかわらず、数値が異なることがよくあります。
また、食物アレルギーは、体質の変化によっても変動します。
子供の頃食べられたものが大人になって急にアレルギーが出るようになることもあれば、その逆もあります。
また、大人になってからも体質の変化はありますので、食物アレルギーについては、あまり決め付けすぎない方が良いかもしれません。
例えば、RAST検査結果にあまりにも敏感になり過ぎ、陽性のものを全て除去していくとします。
すると、じゃがいも、カエル、馬肉など、数種類のものしか食べられないという悲惨なことにもなります。
実際に重度のアトピー患者さんの中には行き過ぎた除去食の結果、本当にそのような食生活をしている方もいらっしゃると聞きます。(涙)
しかし、その栄養の偏りが免疫を弱体化させたり、狂わせたりして実際にアレルギーを発症させることにもなりかねません。
ご注意くださいね。
以上、今回の記事では
・RAST検査の費用
・RAST検査結果の見方
・RAST検査の注意点
ついて説明してきましたが、いかがでしたでしょうか?
モテる健康な男になる第一歩は己を知ることです。
検査の結果に過度に敏感になる必要はないと思いますが、リスク回避のためにもRAST検査を受け、自分がアレルギーを起こしやすい原因物質を知っておいても良いと思います。
最後までお読みくださりありがとうございます。