目次
あなたの腸汚れていませんか?
『アレルギーの9割は腸で治る』 藤田紘一郎氏 2011年2月初版
(管理人の読書日2015年5月)
「あなたの腸はキレイですか?」
と聞かれて自信を持って「ハイ!」と言える方はどれだけいるでしょうか?
もしかしたら
「腸の中のことなんて見えないので分からないです。」
とおっしゃる方もいると思います。
ということで、今回は腸内細菌の権威藤田絋一郎医師の著書『アレルギーの9割は腸で治る』の読書レビューの前に、
大腸内視鏡検査をしなくても、自分で腸の汚れを判断する方法
汚れた腸を一発ですぐにキレイにする方法
藤田絋一郎医師が自ら毎日飲み続けている土壌菌サプリ『マメビオ』の効果を検証
について先にお伝えします。
アトピー性皮膚炎や花粉症などのアレルギー疾患でお悩みの方はもちろん、風邪をひきやすくなった、治りにくくなったという方にもお勧めの内容ですので、是非最後まで読んでくださいね。^^
大腸内視鏡検査をしなくても、自分で腸の汚れを判断する方法
管理人は過去痔の手術を3回経験しており、肛門科には高校生の頃から20年近くお世話になっています。
また過敏性大腸炎で入院経験もあります。
そのため大腸の内視鏡検査は数えきれないほど経験しています。
今は医療機器の技術も進んでいるため、内視鏡カメラの映像がモニターに映し出され、自分でも腸の中を見ることができます。
赤く炎症を起こしている箇所はもちろん、腸のひだにたまった便まで恥ずかしいぐらいクッキリハッキリ見えます。
しかしいくら技術が進み、内視鏡が細くなったとは言え、お尻の穴を器具でグッと広げられた後、シュコシュコと空気を入れ腸を膨らませながらグイグイと押し進められる感覚は慣れるものではないです。
管理人はエネママニアですが、アナルマニアではないためあの感覚はハッキリ言って苦手で、いくら内視鏡検査が大腸がんなど腸の病気の早期発見に優れているとはいえ、もう二度と受けたいとは思いません。^^;
ただこの記事を読んでくださっている読者の方はご安心ください。
あの精神的にも肉体的にも苦痛な内視鏡検査を受けなくても、腸の汚れや状態は自分で判断することができます。
管理人の経験に基づく腸の汚れ3段階判定法
この判定法は管理人の実体験に基づく主観的なもので、独断と偏見があることを先にお伝えします。
これから、腸の汚れが弱・中・強の時、それぞれどんな症状が出るのかを書き、解説しています。
つまり自分の状態や症状を当てはめることにより、現在の腸の汚れ具合を弱・中・強の3段階で判定できます。
なお、もし腸の汚れ具合が強なら、待ったなしで次の章でお伝えする腸を一発でキレイにする方法を実践しただくことをお勧めします。
腸の汚れ弱
便秘が続いている、または便秘と下痢を繰り返している
↓
もうこれだけで腸は正常な状態ではなく、毒素や汚れが溜まっている状態=免疫力低下と言えます。
腸の汚れ中
熱く重く臭いオナラがよく出る
↓
健康的なオナラは水素が多いためか軽く、臭いもほとんどしません。(車の中でスカしッ屁をしてもバレないレベルの臭い)
また食べた物によっては多少臭いがしますが、それも自然な発酵臭でそこまで気にならないレベルです。
一方腸内に毒素の多い便が溜まっている時のオナラは、した瞬間肛門が熱く感じ、重いためか臭いが停滞し、その臭いも不快でキツイです。(私は実際に嗅いだことがありませんが、大腸がん患者さんのオナラは殺人的な臭さという話を聞きます。)
しかもそのオナラは排便するまで断続的に出るので厄介です。
黒っぽくて臭い便が続く
↓
肉(特に脂肪の多い四つ足動物)や脂肪(乳製品、揚げ物)が多い食事をするとその分解代謝に悪玉菌の力が必要になり、便の臭いがキツクなります。
また新鮮な野菜や繊維が不足して、肉食過多の場合は、便の色も、焦げ茶や黒など黒っぽくなります。
ニキビができやすく肌荒れもおこしやすい
↓
「肌は内臓の鏡」
と言われますが、肌は血液のキレイさに比例すると感じています。
不健康な食事による毒素、界面活性剤入りのシャンプー、リンス、ボディーソープ、洗剤などの経皮毒は、通常は肝臓さん、腎臓さんが頑張って解毒しれくれます。
しかし肝臓さんの解毒能力のキャパを超えた分は体内に蓄積されていくことになります。
ただ、体内に蓄積された毒の多くは大便に混じって排出されます。
また、長期的に蓄積してしまった毒は汗に混じって排出されます。
しかし便秘で宿便が体内に溜まり、運動不足で汗もかかない状態が続くと、肝臓さんの解毒処理能力を超え、本来排出されるべき毒素は血液中に残り、血液が汚れていきます。
すると血液はすべての臓器の原料であり、人体最大の器官肌も血液から作られるため、その血液が汚れていると肌にもアトピー、乾癬などの皮膚疾患がでてきます。
これは肌を排泄することにより排毒していると言えるかもしれません。
なお肌が遺伝的に強い人は肌に疾患が現れにくい分、毒素は脂肪として蓄えられメタボになったり、最悪のケースでは体内のがん細胞が毒素を集めていきがんを発症すると考えられます。
腸の汚れ強
臭く重く粘着性のある便が便器にこびりつきトレイを水で流した後も汚れが残る
↓
上述の腸の汚れが中の状態にもかかわらず、食生活を改善しないと便の質はさらに悪くなります。
こうなると外で排便する時には便器の中に先にトイレットペーパーを敷き、その上に便をして流すなどしなくてはならなくなります。
また排便後の臭いもキツイので消臭剤や香水などを持ち歩き誤魔化さなくてはならなくなります。
しかし問題は、そんな凶悪な酸性便が腸の中に溜まっていることです。
するとその便からの毒素を分解するために肝臓さんはかかりっきりになり、外からのウイルスや細菌などに対処する余裕がなくなります。
なおこの酸性便は心筋梗塞を引き起こす死のトリガーにもなります。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
1ヶ月に一度は風邪をひき、風邪になると長引きなかなか治らない
↓
上記の末期的な酸性便が出ている状態になると体の免疫機能はあってなきがごとしです。
これでは免疫力が低下し、アレルギー症状が出たり、風邪をひきやすくなるのも不思議ではありません。
ちょっとでも人込みにいけば風邪がうつり、しかも風邪をひくと長引き、いつまでたっても治りません。
1年の中で健康で快適な状態でいられるのは半分、いや3分の1と言っても過言ではないかもしれません。
なお、腸はそこまで汚れていないはずなのにどうも風邪をひきやすいという方はこちらの記事が役立ちます。
管理人は今現在もこのエキナセアはいざという時のために常備しています。^^
強い花粉症の症状がでる
↓
免疫機能の要である腸が汚れていたら、免疫力はほとんど期待できず、さまざまなアレルギー症状が出ます。
花粉症もその一つです。
管理人の実家は家の目の前が神社で大きな杉の木があるため当然スギ花粉のアレルギー抗体の数値は突出して高いです。
そのためスギ花粉の花粉症が出るは当たり前と諦めていました。
しかし、そのアレルギー抗体の数値はあくまで目安で、免疫が正常に働いていれば花粉症の症状が出ないことを身をもって体験しています。
逆にいくらアレルギー検査で陰性でも、腸が汚れ免疫機能が弱体化していれば、あらゆる花粉に反応して花粉症の症状が出る可能性もあります。
なお、自分が何に対してアレルギー抗体を持っているのか調べるには健康保険も適用されるRAST検査というものがあります。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
また腸はそんなに汚れておらず風邪もほとんどひかないのに花粉症には悩まされているという方はこちらの記事が役立ちます。
ニキビ、吹き出物、しっしん、カサカサ肌など肌の状態が目に見えて悪い
↓
腸が汚れ、皮膚の材料である血液が汚れていればさまざまな肌のトラブルが起きるのは当たり前と言えます。
そんな時、短期的にすぐになんとかしたいと高価な薬や美容液を肌に塗ってなんとかしようとしても一時しのぎでしかないです。
根本の原因を放置していればいつまでたっても薬に依存することになりますし、その薬もしまいには効かなくなります。
肌は体の外側ですぐに見えるので気になり、その見えているものを何とかしたいという気持ちは痛いほど分かります。
しかし、肌は内臓の鏡とお伝えしましたが、肌がそんな状態ということは内臓もその肌の状態に比例して大変なことになっているのです。
スキンケアに気を付けるのと同じぐらい、いやそれ以上に腸のケアに気を配るようにしてください。
汚れた腸を一発ですぐにキレイにする方法
さきほど腸の汚れ具合を自分で判定する目安をお伝えしましたがいかがでしたでしょうか。
もし腸の汚れが強の判定であれば、これからお伝えする腸をキレイにする方法をすぐにでも実践していただくことを強くお勧めします。
さて、汚れた腸を一発ですぐにキレイにする方法ですが、それは
【腸内洗浄(エネマ)】
です。
この腸内洗浄にはいくつかのやり方があります。
例えば、ハリウッドのセレブ達の間で流行ったのは「コロンハイドロセラピー」と呼ばれる、温度と圧力をコントロールした洗浄水で腸の中をきれいに洗い流し、腸の壁に付着した宿便をはぎ取る洗浄方法です。
管理人はこの「コロンハイドロセラピー」を試したことがありませんが、これは腸内細菌まで洗い流してしまうため何度も繰り返すと免疫力が低下すると言われているため、当ブログではお勧めしません。
管理人自身が3年近く毎日実践しており、自信を持ってお勧めできる腸内洗浄法は、
【コーヒーエネマ】
です。
コーヒーエネマは2万人以上の臨床例がある自然療法ゲルソン療法で欠かすことのできない治療法で、末期がん患者は1日に5回コーヒーエネマをします。
よくコーヒーエネマを続けると、使わない機能は衰える理論を持ち出し、自然排便能力が落ちると唱える者が医師でもいますが、それは誤りであると管理人は自らの体験からも断定できます。
膨大な臨床例を持つ本家のゲルソン療法の創始者一族も、コーヒーエネマによって自然排便能力が落ちるという説を完全否定しています。
実際管理人だけでなく、管理人のリアルな友達、自然療法士の臨床例を見ても、コーヒーエネマを続けると自分の力でウンコできなくなるというのはありえない話と言えます。
ただし、そういったリスクがなかったとしても、コーヒーエネマの実践には一つの大きな問題があります。
それは心理的抵抗です。
管理人自身コーヒーエネマを知ってから初めて試すまでに半年ぐらいの時差があります。
管理人のリアルな友達も管理人の影響を受け、何人もコーヒーエネマを実践、継続していますが、実際に始めるまでには3ヶ月から半年ぐらいの間があります。
きっとこの記事を読んで、初めてコーヒーエネマのことを知った読者の方は、
「めんどくさそう」、「ちょっと怖い」、「恥ずかしい」、「他の方法をまずは試してから」
と心理的抵抗を感じていると思います。
その気持ちよく分かります。
ですので、まずはこちらの管理人の実体験に基づく記事をブックマークして何回か読んでみてください。
コーヒーエネマの実際のやり方も詳しく解説しています。
なおコーヒーエネマによる洗腸方法が良いのは、便秘が解消され、腸の汚れも取れるだけではなく、さらにコーヒーの有効成分が肝臓を刺激して活性化させることにより解毒能力がアップすることです。
つまり、コーヒーエネマを継続することにより、腸がキレイになり免疫力が上がるだけでなく血液までキレイになるのです。
コーヒーエネマが末期がん、ほとんどの生活習慣病や病気に効果があるのもそれが理由です。
※肝臓の力をMAXまで高める肝臓デトックスの方法について興味のある方はこちらの記事をご覧ください。
また血液がキレイになるということは、肌も当然丈夫でキレイになります。
そのためコーヒーエネマを美容目的でしている女性も多く、実際その肌は年齢より若くキレイに見えます。
高額な化粧品やサプリなど一切使わなくても体の中も外も自然とキレイに美しくなるのです。
あと腸内をキレイにして免疫力を高めた後、それを維持するには食事法も改善すると良いです。
ただ食事法についてはここでいきなりあれこれ書くと混乱させてしまうかもしれません。
そこでまずは、
【添加物、保存料、悪い油など悪い物を避けて】
ください。
何か良い物を摂取するより、悪い物を摂取しないことの方が何倍も効果があります。
※「悪い油とは何ですか?」と疑問に思われた方はこちらの記事をご覧ください。
⇒『油を断てばアトピーはここまで治る』 元アトピー脱ステ経験者、油マニアの書籍レビュー
藤田絋一郎医師が自ら毎日飲み続けている土壌菌サプリ『マメビオ』の効果を検証
土壌菌サプリ『マメビオ』とは何か?
管理人は腸内細菌の権威藤田絋一郎医師が書く本はかなり読んでおり、当ブログでもその言葉を時折引用しています。
藤田医師の良い所は、何事も自分の体で試していることです。
確かに理論的な説明や医学的な説明は足りない箇所もありますが、論文だけ読み知識はあれども自分では試したこともない医師が書く本よりも説得力があり、共感が持てます。
さて、そんな藤田医師が本書の中で名前は明かしていないですが、継続して摂取しているサプリがあります。
それが腸内細菌を整え、改善するという
です。
『マメビオ』がうたう効能を簡単に説明しますと、
「(乳酸菌でおなじみのプロバイオティクスのサプリと同じように)腸内細菌を活性化し腸内環境を整えることで便通が良くなったり、免疫力が強くなりアレルギー症状が改善される」
というものです。
土壌菌サプリ『マメビオプラス』と『マメビオフローラル』の違いは?
土壌菌サプリ『マメビオ』は楽天で普通に販売されていますので、管理人は本書を読んだ後すぐに注文しました。
マメビオには『マメビオプラス』と『マメビオフローラル』の2種類があります。
『マメビオプラス(30カプセル)』と『マメビオフローラル(40カプセル)』はどちらも原材料や製造法は同じです。
その違いは
『マメビオフローラル』は発酵過程で黒糖を加えていることと1カプセル当たりの値段が安いこと
です。
ただ管理人は例えわずかな違いでも比較検証したいと思い、上記画像にあるように両方とも購入し試しました。
土壌菌サプリ『マメビオ』70カプセル(約2か月)飲み続けて効果はあったのか?
正直に話します。
管理人にとってはたいして変化はありませんでした。
もともとマメビオは大豆食品であるおからを土壌菌で発酵させた大豆発酵食品です。
良質なキムチ、味噌、甘酒、チーズなどの発酵食品を食べるのと同じぐらいの効果を期待すると良いかもしれません。
※簡単、美味しい、栄養豊富の自家製甘酒の作り方についてはこちらの記事をご覧ください。
⇒筋トレダイエット食事メニュー 筋肉増やすバルクアップドリンクレシピ
なお、以前プロバイオティクスは相性問題が非常に強いことをお話しましたが、管理人が合う、合わないを判断している方法をお伝えします。
一般的には、便秘や下痢などが改善し、便通が安定するかどうかを、プロバイオティクスの相性判断の目安にする方が多いですが、管理人はコーヒーエネマを毎日しているため以下の基準で判断しています。
プロバイオティクス合わない時の反応
↓
お腹が張る(腹部膨満感)、オナラが断続的に出る
プロバイオティクス合う時の反応
↓
便がほどよい硬さ、軽さになり、色も黄土色に近くなり、臭いも不快でない発酵の臭いになる
またアトピーや湿疹ができている方は、合わないプロバイオティクスを摂取すると痒みが増しますし、合うと症状が改善されることもあるため、それを目安にすることもできます。
そして、花粉症の方はそれが悪化するか改善するかを目安にできます。
つまりアトピーも花粉症もアレルギー症状であるため、自分にあったプロバイオティクスを摂取し、腸内細菌叢のバランスが整い、腸内環境が改善されれば、免疫力の回復とともに症状が改善されていくので、それを目安にできるわけです。
ちなみにプロバイオティクスの相性判定は、口から飲むのではなく、コーヒーエネマの洗腸液に直接混ぜて腸から直接摂取した方がハッキリと分かります。
ということで、実際にマメビオをコーヒーエネマ液に混ぜて試してみました。(笑)
土壌菌サプリ『マメビオ』をコーヒーエネマに混ぜた結果は?!
マメビオをコーヒーエネマの洗腸液に混ぜて何回かエネマを試しました。
その結果は、
良い方に近いニュートラル
つまり
「悪い反応はないものの、ハッキリと良いというほどの効果も感じず」
でした。
そのため土壌菌サプリマメビオは相性が合わないわけではないが、コストに見合うだけのリターンを感じない、つまり費用対効果が良くないという結論にいたり、継続購入はしませんでした。
土壌菌『マメビオ』で精力増強は本当か?!
土壌菌は土の中にいる微生物さん、菌さんのことで、海外では究極の菌活として良質な土そのものを食べている人達もいるそうです。
土そのものを食べるというのはハードルが高いという方は、土を食べるミミズを食べることで間接的に大量の土壌菌を摂取することができます。(人によってはミミズの方がハードル高いかもしれません^^;)
さて、この土壌菌は腸内細菌を活性化するだけでなく、精力増強効果もあるそうです。
土壌菌サプリマメビオを2か月継続して、管理人が
「精力増強効果を感じたのか?」
と聞かれれば、これもまた正直に答えますが、
「ムラムラしたり、勃起力がアップしたり、という効果は感じなかったです。」
というのが回答です。
しかし、藤田絋一郎医師の友人は、中国で養殖されているミミズを取り寄せて食べ
「どんな精力剤より効く」
と言っているそうです。
もしかしたら、「土壌菌+ミミズの組み合わせ」が精力向上に良いのかもしれません。
実際、ミミズによる精力増強の話は、健康雑誌『壮快』に掲載された55歳男性の
「(赤ミミズ粉末のおかげで)40歳前後でED(勃起不全)になって以来、実に12年ぶりにセックスできた!」
という体験談が週刊ポストの記事にもなったので、人によっては効果があるのかもしれません。
なお、この赤ミミズ粉末のサプリは血管のつまりを取るサプリとして楽天で普通に販売されてます。
ただ約22日分で12,960円とけっこう高額です。
もし精力増強効果を望むのであれば、管理人のお勧めとしては、まずはスーパーに売ってる食材で自分ですぐつくれる天然精力剤ともいえる果物ジュースを試していただくことをお勧めします。
レシピはこちらの記事で公開しています。
アメリカの自然療法士直伝のレシピですので、健康ジュースとして飲んでいただけますし、女性が美容目的で飲んでいただいたも良いです。
また、EDにお悩みで自分で克服したいと思われている方は、死のリスクがあるED治療薬や高額サプリをあれこれ試すより、こちらのED克服マニュアルの内容を先に試すことをお勧めします
⇒『思春期の勃起力を取り戻す方法 -Men’s Revival-』
『アレルギーの9割は腸で治る』藤田紘一郎著 読書レビュー
(2015年5月初読時)
まず、こういう本を読む時、というか購入する前に意識しているのは、その著者が医師免許を持った医者なのか、それとも医学博士なのか、ということです。
ご存知の方も多いと思いますが、医学博士の称号は医師免許を取得していない方でも、博士論文を大学の定める公聴会に提出し、審査を通れば名乗ることができます。
よく広告とかで見かける医学博士〜さん推薦というのは、医師免許を持った医者でないことが多いです。
医者だからと言って全員が良識と正しい知識を持っているかは別ですし、医療過誤や訴訟リスクを考えますと、ガイドラインに則った治療や処方しかしないこともあります。
そして、そのガイドラインが必ずしも正しいかどうかは、薬害、副作用のデータを見たり、ビジネスを抜きにして医者から生の声を聞くことができる方なら分かると思います。
世の中、おカネ儲けが絡むと、それを最優先に考える人が出てくることは医師の世界でも同じです。
さて、余談が長くなりましたが、非常に興味深く読むことができました。
そして、この著書の言っていることは、私の現状の知識を元にする限り、当たっているのではと思いました。
私は、免疫を高めることにずっと興味を持っていたのですが、心3割腸7割という意見には納得できます。
私自身、アトピーを治すために、色々なサイト、ブログ、書籍を読み、そして自分自身への検証実験から色々と分かってきたことがあります。
それは、
1.アトピーは一つのことだけが原因ではなく、いくつかの原因が複合的絡んでいること。(これで治りましたと何かを宣伝しているのはまさしくアトピービジネスだと思います。)
2.良いと言われるものを摂取したりすることよりも、悪い原因のものを摂取しない方が100倍大事ということ。
3.例え良いと言われるものを摂取しようとしても、小腸が正常な状態でないと、摂取できないだけどころか、腸管から染み出し、異物と認識されアトピーの原因となりうること。
4.アトピー、肌のコンディションとお通じには密接な関係があること
5.アトピーの原因で一番悪影響があるのはストレス、そして2番目は食生活(油、脂質、糖分、唐辛子、乳製品、動物性たんぱく質、添加物、保存料)。運動はストレス発散にもなり、脂肪を燃焼させるので好影響。そして、睡眠は皮膚の修復に必須。
6.保湿を中心として、悪化した場合は強めのステロイドでまずは炎症をとる対処療法を行い、その原因となっているものを推測し取り除くと同時に、今まで蓄積された原因を取り除く根治療法を進める。
7.アトピーを含め、全ての病気の根治療法には、発症に至るまでの期間と同じ期間が治療に必要になる。
8.何らかの方法で一気に治そうとするとリバウンドやショックが発生する。(ガンを切除した後、すぐに治らないのも、すぐに化学療法に移行するのも、上記が原因)
9.アトピーは自分の免疫機能が原因となって発症している。
10.免疫が弱っていると風邪などの病気になりやすく、また治りにくい。
11.アトピーに最も悪影響なストレスは、イライラなどの怒り、逆にストレスを発散させるのには笑い、褒められること。
以上の、自らの体験に基づく知識と照らし合せても、腸及び腸内細菌がアトピーを含む全ての病の治癒・改善において非常に重要であることは間違いないと思います。
また、著書が言うように、
「幼少期に神経質に、過保護に育てられ、細菌への免疫獲得機会を逃した人(特に長男、長女)、母乳で育っていない人にアトピーが多い」
というのも納得ですし、その証拠に挙げている
「不衛生と思われている国(昔の日本含む)では、アトピー患者も喘息患者もいない」
というデータは説得力があります。
また、日本の過剰なまでのキレイ好きが問題なのも分かりました。
確かに、イソジンうがい薬や消毒薬も強すぎて、常在菌を殺して、逆にカラダに悪いと聞きます。
そして、傷を治すのに、消毒、バンドエイドというのは旧時代の治療で、今は自分の湿潤液を漏れないようにして治療しています。
今までの常識だと思っていたこと、治療だと思っていたことがカラダに悪く、180度治療法が変わるということもあり、勉強しない人はいつまでも誤った旧式の知識に頼ることになります。
また、以前ブームになった抗菌グッズがなぜほとんど世の中から消えているのかも分かりました。
便座などは、完全に抗菌にするとお尻がかぶれるようで、メーカーも完全に抗菌にはしていないようです。
それを正直に公表したメーカーの営業部長が売上不振を理由に首になるとは本当に皮肉なものです。
不誠実なメーカーがいけないのか、過剰にそれを求める無知な消費者がいけないのか、というのもありますが、私はメーカーが売るために正しい知識を消費者に与えず、イメージだけでコントロールしているのが問題だと思います。
さて、話を戻して、著者は自分の4人の孫の幼少期に、
落ちたものを食べさせること
足の指を舐めさせるのをとめないこと
の2つのルールを守らせ、結果、細菌への抵抗力と強い免疫力を獲得し、全員アレルギーも喘息もアトピーもない子に育ったとのことです。
私はそれでは、
「そういう幼少期の免疫獲得の機会を逃してしまったアレルギーに悩む大人はどうしたらいいのか?」
と思っていました。
それに対する答えとなりそうな内容が本書の中に出てきます。
それは、著者はその商品名を明かしていないですが、著者自身毎日飲んでいるサプリです。
調べてみるとすぐに見つかりましたのでシェアします。
私はすぐに注文しました。
私自身試して納得できたら、オススメとして改めて紹介します。
現状、私が良い効果を実感できたのは、
乳酸菌、酪酸菌、糖化菌の3つが含まれ腸内環境を整える
『ビオスリー』
また、良いかどうか分からないですが、変化を実感したのは、
乳酸菌など善玉菌のエサになるオリゴ糖
『快適オリゴ』
そして、現在検証中で、はっきりと自覚できていないですが、効果がありそうなのが、
小腸の栄養となりリーキーガットを改善させる
『グルタミン』
です。
なお、よくグルタミン酸ナトリウムとグルタミンを混同されている方が見えますので、簡単に違いをお伝えします。
グルタミン酸ナトリウム
C5H8NNaO4
海藻類、チーズ製品などに多く含まれているアミノ酸。旨み成分であり、味の素などに使用されている。
1960年代にアメリカで発生したMSG症候群(別名中華料理屋症候群)の原因物質だが、実際にその因果関係は証明されていない。
グルタミン
C5H10n2O3
通常肉・魚介類に多く含まれる、アミノ酸でタンパク質合成アミノ酸とされている。
トレーニングの前後に摂取すると、筋肉がより多くつき、疲労の回復も早くなる。
このグルタミンはアスリートの方が摂取することが多いのですが、グルタミンは腸壁の修復及び免疫力アップに効果があると言われてますので、私はそれを主目的に購入しました。
余談ですが、アトピー、栄養素、サプリについて勉強されたい方は、医師免許を持つ専門医のサイト『ドクター牧瀬のサプリメントクリニック』が詳しく勉強になります。
私は実際にこちらの先生に会いに行き、サプリも試しましたが、当時は食生活を改善していなかったため効果は実感できませんでした。
また、アトピーが悪化した時に、自分で色々なサプリ(高額サプリを含め)を探し試しましたが、腸内環境が整っていないためか、逆効果になってしまうことが多かったです。
これは私の個人的な見解ですが、まずは食事内容を見直しながら、腸内環境改善、腸壁修復を優先にし、それからバランスを見ながらサプリを併用し、最終的には食事だけでコントロールしていくのが良いと思います。
『アレルギーの9割は腸で治る』ネタバレ読書中メモ一部
マグネシウムの取り過ぎは便を柔らかくする
ビタミンC,B,Eとカラダに良いものでも過剰に摂ると、脂肪部分に溶け込み蓄積し、逆に活性酸素の産出を高めたり、解毒に関わる酵素の働きを阻害する危険もある
絶食状態の人に蒸留水を一定量以上飲ませると死ぬ
風邪はウイルス性なので、細菌を殺す抗生物質は効かず、抗生物質投与の目的は免疫が落ちて、細菌性の病気に感染しないための予防的な理由
ウォシュレットで一日1回以上の使用は肛門に良くない
ビデも常在菌をなくしてしまい逆にオリモノが増えてしまう
過剰な手洗い、洗顔は皮脂のバリアを落とし、角質層を荒らし、結果ボロボロの肌になる
食事中のストレスが大敵
自然に親しむと免疫力があがる
笑いは免疫力を高め、例えば1時間の落語を聞くだけでも効果がある。ただ、それを3時間にしても効果は変わらず
以上、今回も1万文字越えで少し長くなりましたが、ポイントとして
腸は免疫の要であること
腸の汚れは免疫力を落としアレルギーや万病の元になること
腸の汚れを落とし免疫力を回復させるにはコーヒーエネマが良いこと
以上の3つだけでも覚えておいていただけると幸いです。
また、読書レビューの内容もあえて初読時に書いた、昔の内容そのままにしています。
現時点の見解と異なる箇所、迷いのある箇所もありますが、それらもあえて書き換えていません。
そうすることで、管理人がどのようにして今の考え方に至ったのか、少しでも伝われば良いなと思っております。
それでは、今回も最後まで読んでくださりありがとうございます。
この記事を読んでくださったあなたがアレルギーとは無縁の健康体を手にいれていただくことを心より願っております。