目次
温冷浴の目的と健康効果
※2020年5月追記
この温冷浴(温冷シャワー)の健康法は今でもずっと継続しており、このまま死ぬまで生涯続ける予定の健康法です。
その理由は以下の5つです。
1.コストは一切かからず(お湯を用意する電気代、ガス代のみ)、
2.場所を選ばず(お湯を用意できるなら自宅であろうがアマゾンの奥地であろうがどこでもできます)、
3.人を選ばず(重い病で床に臥せている人でも水の温度と当てる場所を調節すればできます)、
4.誰にでも良い効果があり(血流を促進するので健康な人ならさらに健康に、病を患っている人なら治癒が促進されます。)
5.悪化リスク0ゼロ(リスクやデメリットのない健康法はなかなかないものです。温冷浴ならいきなり無茶な温度でやらず徐々に体を慣らしていくことだけ気を付ければOKです。)、
以上、5つのメリットを考えたらやらない理由がないぐらいです。
さらにアトピー脱ステに取り組む方にもお勧めです。ステロイドで薄くなり、掻き壊しで破れやすい皮膚がだんだんと丈夫になっていくことを管理人自身実感しています。
また痒い所に温冷シャワーをすると痒みが和らぎます。
ということでデメリットなくやらない理由のない温冷浴(温冷シャワー)ですが、挫折する可能性もあります。
その理由の多くはいきなり冷たい水で始めて嫌になってしまうことです。
トレーニングにしろ勉強にしろいきなり新たなことを頑張りすぎると挫折リスクが上がります。
そのため春や夏の温かい時期に気持ちの良い温度の水から始めて1年以上かけてゆっくりと体を慣らしていくようにすることをお勧めします。(追記以上)
温冷浴という健康法をご存知ですか?
温冷浴はお金もかからず、誰でも自宅ですぐにできるのに非常に体に良く、効果の高い健康法です。
しかし、温冷浴の正しいやり方については、いくつか異なるやり方があるため、
「温冷浴ってどれが正しいうやり方なの?」
という疑問の声をよく耳にします。
また、
「温冷浴の効果って何?」
「温冷浴って危険じゃないの?」
というように、
なぜ温冷浴をするのかの理由が分からない方
その効果が分からない方
危険じゃないかと不安に思っている方
もいらっしゃいます。
さらには、
「冷え性なのに冷水かけたら余計冷えちゃうんじゃない?」
「アトピーや乾燥肌の場合、やらない方がいいの?」
というように、温冷浴が健康に良いのは分かるけど、自分の病気や肌にやってしまって良いのか分からない方もいます。
そこで、これから温冷浴をテーマに3回に渡って記事を書いていきます。
第1回の本記事では
『温冷浴健康法の正しいやり方と効果』
と題して、
温冷浴の目的と健康効果
西式温冷浴療法の4つのやり方
仙人式最強温冷水シャワーのやり方
格闘家もしているハードコア温冷浴法
についてお伝えしていきます。
そして次回は
最後は
について書いていく予定です。
是非、全て読んでいただいた後、温冷浴の習慣を取り入れていただきたいと思います。
温冷浴の目的と健康効果
これから、皆様にお伝えする“自然療法の先生お勧めの温冷浴健康法”と、“西式温冷浴療法”は本質的な目的は同じです。
温冷浴の目的は、
血液とリンパ液の循環を高めること
です。
西式健康法の説明を引用しますと
“温冷浴療法とは温水と冷水に交互に入って、全身の血液およびリンパ液の好循環をうながす療法である。この療法により抹消血管の静脈血は強制的に心臓に還流され、老廃物の代謝が促進される。”
上記が目的になります。
また、自然療法の先生の言葉を借りますと、
温冷浴は血管の筋トレ
と一言で目的が表されます。
この血管の筋トレとはどういう意味かを説明しますと、冷水を浴びると人間の体は一番大事な部分である心臓を守ろうとして血流が静脈を通って心臓に集まります。
逆に温水を浴びますと、心臓から伸びる動脈を通って手足の末端に血液が流れて行きます。
このように血管内の血液を積極的に循環させることにより血管が鍛えられる、ということです。
西式温冷浴療法の4つのやり方
日本では、1927年に西勝造氏が創始した西式健康法の中に、温冷浴療法が含まれています。
西式健康法は、「六大法則と運動法」と10項目の「西式特殊療法」によって成り立っています。
(画像は西式健康法まとめより引用)
温冷浴療法は、10項目ある西式特殊療法の1つです。
そして、西式温冷浴療法のやり方は以下の4つに分かれています。
温冷浴初心者及び病弱者用温冷浴
温冷浴が初めての方や心臓が丈夫でない病気の方は順番に体を慣らす必要があります。
まずは、手首と足首だけを同時に、冷水と温水につけるようにします。
慣れてきたら、次は膝まで、次は足の付け根まで、そして最後は首まで、というように1週間ぐらいかけて徐々に体を慣らしていきます。
この時、温水冷水のそれぞれの温度は、最初は温水39度、冷水35度からスタートし、最後は温水43度、冷水14度になるように10日ぐらいかけて体を慣らします。
※2020年5月追記
戦前の人達はすぐに出るお湯や冷暖房などがある生活ではなかったため現代人よりも寒さにも暑さにも強かったと思います。
そのため病弱者でも1週間~10日という超短期間で体を慣らすことができたのではないかと推測しています。
なお、一般的な入浴施設のサウナの横にある水風呂の温度は15度~18度ぐらいが多いのですが、その温度でも肩までしっかりと浸かる人や10秒以上入っている方は稀でした。
管理人の意見としては3ヶ月から1年ぐらいかけて慣らしていくぐらいでも良いと思います。
なぜなら根性で無理やり我慢して耐えると次やりたくなくなり挫折しやすいからです。
この温冷浴は一生の習慣にする価値のある健康法です。
そのため最初は気持ちの良いぐらいの温度で無理なく始め、本当に少しづつじっくりと体を慣らしていき、習慣化していただくことをお勧めします。(追記以上)
動脈硬化症の人用の温冷水浴
動脈硬化症の心配のある方は、温水と冷水の温度差を少なくし、足の付け根までの温冷浴をします。
そして、温水1分、冷水1分、温水1分、冷水1分、温水1分、冷水1分というように温水からスタートして冷水で終わるように合計6分間の温冷浴をします。
健康目的の温冷浴
病気予防、健康増進が目的の場合、全身を温水と冷水につけます。
この時の温度は、温水42度~43度、冷水14度~15度が最も効果的です。
そして、冷水1分、温水1分、冷水1分、温水1分、冷水1分、温水1分、冷水1分というように冷水からスタートして冷水で終わるように合計7分間の温冷浴をします。
足のみの温冷浴
寝たきりであったり、動けないなど事情のある方は、温水42~43度、冷水14~15度が入った洗面器を2つ用意して、1分づつ交互に両足のくるぶしまでを浸します。
自然療法の師が教える温冷水シャワーのやり方
それでは、いよいよ自然療法の師のお勧めの温冷水シャワーのやり方についてお伝えします。
まず冷水と温水それぞれの温度ですが、
冷水シャワー5度〜10度
温水シャワー40度〜45度
冷水と温水の温度差が30度前後になるのが理想的です。
そして、冷水シャワーから始め1分交互に温水、冷水と切り替えます。
もし、自分が弱いなと思う臓器があったり、痛みやコリを感じている部位があれば、その部分を念入りにシャワーを当てると良いです。
そして、最低15分は温冷水シャワーを続け、最後は冷水シャワーで終えるようにします。
もし体が疲れている、筋肉が疲労しているという場合は、30分ぐらい続けても大丈夫です。
あの格闘家もしているハードコア温冷浴法
これも自然療法の先生から教えていただいたものです。
その内容はかなりハードコアかつエクストリームで、元が健康体の方が、さらなる健康や筋肉疲労回復を目的に行っていただく最強の温冷水浴法です。
有名な格闘家ですと、ブラジリアン柔術の使い手で元PRIDEミドル級絶対王者ヴァンダレイ・シウバ選手もこのハードコアな究極の温冷浴法をしているそうです。
それではやり方をお伝えします。
まずは浴槽を冷たい水で満たし、さらに氷をドバドバっと入れて浮かべます。
ハードな練習を終えてヒートアップした筋肉と肉体を一気にクールダウンすべく、その浴槽に飛び込みます。
そして、その後は、「アチチッ!」と飛び上がるほど熱いシャワーを浴びます。
これを普通の温冷水シャワーと同じように1分交互に15分以上行い、最後は冷水で血管をしめて終えます。
自然療法の先生は、温冷水シャワーは血管の筋トレとよく言いますが、このハードコアな最強の温冷浴法は、まさに最高負荷の血管の筋トレだと思います。
さて、今回、
温冷浴健康法の正しいやり方と効果
についてお伝えしましたが、
いかがでしたでしょうか?
次回は、
と題して、管理人が実際にしている温冷浴のやり方を具体的に公開していきます。
※2020年5月追記
西式温冷浴ではその方の健康状態によって最初温水なのか冷水なのか変化します。
また自然療法の先生は終わりは冷水が良いと説かれていましたが、最初については冷水でないといけないとは言われてませんでした。
これは管理人の経験からの意見ですが、寒い冬は温水から、熱い夏は冷水からが良いと思い、実際にそうしています。
温冷浴を始めてもうすぐ5年が経過しますが、それでも凍える寒さの真冬に冷水からスタートしようとは思いません。(よほど運動直後で汗だくなら別ですが)
ということでとにかくこの温冷浴は一生続ける価値のある健康法だと思いますので、無理なくゆるくで良いので、どうやったら習慣化し継続できるかを優先に考えてアレンジしていただくと良いでしょう。(追記以上)