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『油を断てばアトピーはここまで治る』は本当か?元アトピー脱ステ経験者の実体験レビュー
『油を断てばアトピーはここまで治る』 永田良隆氏 2006年1月初版
(管理人の読書日2015年4月)
管理人は一切の油脂の摂取を断ったことがあります。
またオメガ6系の油を避け、亜麻仁油、えごま油、魚油などオメガ3系の油のみ摂取したこともあります。
今はそのどちらも間違いだったと感じています。
今回は
一切の油脂の摂取を断つと体はどうなるのか?
オメガ3系の油が流行ってるが本当に摂取した方が良いのか?
油マニアの管理人が今現在摂取している油とは?
についてお伝えします。
最後追伸にブックレビューとして、管理人が2015年4月当時本書を読んだときの感想と一部ネタバレメモも貼り付けますので、よろしければそちらもご覧ください。
あっ、先に本書における著者で1万人以上の患者を治癒させた永田良隆医師が説くアトピーの原因を書いておきますね。
「アトピーは植物油と動物性たんぱく質のとり過ぎが二大原因、重症になると米が大きな影響を与える」
一切の油脂の摂取を断つと体はどうなるのか?
本書を読む前のことですが、管理人は自分の体を使って一切の油脂の摂取を断つ人体実験をしたことがあります。
その結果は、
肌の乾燥、かさつきが増し、やめておけば良かった
というものです。^^;
それは当たり前の結果とも言えます。
なぜなら人間の脳の60%は脂肪でできていると聞きますし、そもそも脂肪は人間に必要な栄養素だからです。
管理人の他にも、アトピーのお子さん、大人のアトピー患者さんで、オメガ6系の油を一切断った方達がいますが、その誰もが
「アトピーが良くなるどころか悪化した」
といいます。
もしこの話を詳しく知りたい方は、医師ではなく、アトピー患者さん達が自らの臨床体験を書いた
の本を読めば、その肌の悪化を画像付きで確認することができます。
またアトピーの方でなくても油脂の摂取を断つと消化器を傷めるリスクが高いです。
ここで管理人が大学生の時にお世話になったゼミの助教授F氏が救急車で運ばれた体験談をシェアします。
F氏は学生時代アメリカのカリフォルニア州の大学に留学していました。
当時は勉強に専念してアルバイトする余裕もなかったためかなりの節約生活をしていたと言います。
それでも生活費が底をついてくると最後は食事は米とレタスだけの生活を続けたと言います。
「なぜに米とレタス?」
と疑問に思うかもしれませんが、その答えは
「カリフォルニア米とレタスは安くてボリュームもあってお腹が膨れたから」
だそうです。
そんな食生活を3ヶ月続けた頃、F氏の顔色は血色悪くどんどん土気色になり、体重も落ち、元気ややる気も低下していきました。
そして5ヶ月を過ぎた頃、胃の痛みを覚えたそうですが、病院に行くお金の余裕もなかったそうで我慢したそうです。
しかし、ある日とうとう血を吐いて救急車で病院に運ばれてしまいます。
医師の診断結果は、
「体内の脂肪分が不足して胃や消化器の内壁がカサカサに乾燥して出血した」
とのことでした。
ここで博識な方なら、
「米にもレタスにも脂質は含まれているんじゃないですか?」
とツッコまれるかもしれません。
確かに理論上はその通りですが、F氏の臨床結果を見ると
「それでは全然足りなった」
と推測できます。(もちろんストレスの影響もあったと思います。)
ということで健康な方でも、
脂肪分をすべてカットする
~だけ食べるダイエット
など偏った極端な食事法は体を壊すリスクが高いのでしないことをお勧めします。
オメガ3系の油が流行ってるが本当に摂取した方が良いのか?
まず申し訳ありません。
正直これは難しい質問で、管理人は現時点でも確信をもって断定した答えは言えません。
但し、今までの勉強と経験から一つの結論にはたどり着いています。
そこでまずは管理人のオメガ3系油の摂取履歴をざっくりと時系列でお伝えします。
2010年12月~2017年9月亜麻仁油
管理人が最初摂取していたオメガ3系の油は亜麻仁(あまに)油(フラックスシードオイル)です。
なぜ亜麻仁油にしたかと言うと当時はアトピーをサプリで治すというドクター牧瀬氏のサイト『ドクター牧瀬のサプリメントクリニック』を読み、実際にそのカウンセリングも受けに行ったからです。(そして実際にサプリ、塗り薬も購入して試していますが、この話はここでは割愛します。)
なお、管理人は何かを試す時には、最初は質の良い物で試すようにしていますので、亜麻仁油もオーガニック、コールドプレス、ガラス瓶などと質にこだわったものを何種類も試していました。
アマゾンで販売されている亜麻仁油なら
などを実際に試しています。
2015年11月~2016年1月クリルオイル
亜麻仁油は2010年から2017年まで約7年間続けていましたが、その間、他のオメガ3系オイルも一時的に試しています。
2015年11月にアメリカでベストセラーの本『シリコンバレー式自分を変える最強の食事』の著者デイブ・アスプリー氏が勧める『クリルオイル』を試しました。
しかし個人的には独特のニオイが合わず3ヶ月ほどでやめました。
2016年2月~2017年9月えごま油
この頃は、亜麻仁油と併用してえごま油を摂取したり、亜麻仁油、えごま油、魚油を併用したり、えごま油だけにしたり、と色々組み合わせパターンを変えて検証していました。
もちろんこの時も亜麻仁油と同じで質にはこだわっておりました。
しかし最終的には酸化リスクが一番怖く避けたかったため、割高になりますが
を継続購入して試していました。
2017年4月~2017年9月魚油(EPA/DHA)
この頃は亜麻仁油、えごま油も少量併用しながら、メインは魚油に切り替えていました。
その理由は、正常分子栄養学講師 森山晃嗣氏のセミナーに出て衝撃の内容を耳にしたからです。
それは、普通の本やサイトには出てこない
「日本人は亜麻仁油、えごま油を摂取しても、それをEPAに代謝する酵素を遺伝子的持っていない。西洋人の患者にはアトピー、アレルギーの抑制に効果があれども日本人で効果が出ないのはそれが原因だった。」
「アトピーやアレルギーなどの炎症を抑えることが目的なら直接EPAを摂取すべき。EPAは(森山氏がアドバイスした)多くの日本人患者に実際に効果があった。」
という情報です。
それ以降は母親が病院でもらっているエパデールを少し分けてもらったり、EPAのサプリを購入しそれをメインに摂取していました。
なおEPAサプリは、安い物もたくさん出回っていますが、表示含有量に偽りがあったり、質が低いものが多いです。
もし試されるのなら大手メーカーの売れている安い物よりも、ある程度質にこだわったものを購入する方が良いと思います。
例えばこちらの
はお値打ちなのに含有量高く口コミ評価も良いです。
2017年10月~2018年4月オメガ3系油の摂取止める
まず補足ですが、これは油やサプリでの摂取を中止したという意味で、魚を食べたり、牧草牛(グラスフェッドビーフ)を食べたりして間接的にはオメガ3系油を摂取することはあります。
管理人がオメガ3系油の摂取を中止した理由は2つあります。
オメガ3系油、EPA、DHAが良いというのは虚偽ねつ造だった?!
まず一つ目ですが、崎谷 博征医師による『「プーファ」フリーであなたはよみがえる! 生命場を歪ませるアルデヒド』という本を読んだからです。
この本の中では、
「オメガ3系油が良いというのも、EPA、DHAが良いというのも虚偽ねつ造」
「オメガ3&6が必須栄養素であるということを証明した研
究は存在しない」
「オメガ3から形成される過酸化脂質は放射線と同じで必要な炎症すら止めてしまい長期的には細胞死、ガンを発生させる」
というオメガ3系油は健康に良いという思い込みを打ち砕く内容が詳しく解説されています。
また著者の崎谷博征医師は自分自身何年間もオメガ3系油を摂取してきており、また患者さんにも処方してきているそうですが、良い効果はなかったと書いています。
7年近くオメガ3系油を継続摂取しても効果を感じず
次に2つ目の理由ですが、管理人は上述したように2010年12月から2017年9月まで7年近くオメガ3系の油を摂取していますが、はっきりとその効果を体感したことがありません。
前述の崎谷博征医師も
「自分自身何年間もオメガ3系油を摂取してきており、また患者さんにも処方してきたが良い効果はなかった」
と書いています。
なお、有害なトランス脂肪酸を含むマーガリン、オメガ6系の安い人工油(サラダ油、パーム油など)を避けることによる健康効果はハッキリと感じています。
安いサラダ油を使うことの危険性や、パーム油を使った安いアイスクリームを食べることがなぜいけないのか興味のある方は、山嶋哲盛医師による『サラダ油をやめれば認知症にならない』または『サラダ油をやめれば脳がボケずに血管も詰まら
世の中、管理人が知る限り崎谷博征医師以外、ほとんどすべての医師、治療家、美容家、トレーナーが本やサイトでオメガ3系油が健康に良いとして勧めています。
管理人自身はリアルの友達や知人でオメガ3系油のハッキリとした健康効果を体感した方にはお会いしたことがありません。
但し、管理人はプラシーボの効果を否定しないですし、オメガ3系の油への意識が高まることで結果的に悪い人工油を避けることで健康効果を感じたという方もいらっしゃると思います。
つまり、良いか悪いかグレーのオメガ3系油を積極的に摂取するより、悪い人工油や安い粗悪油を摂取しないことの方が確実な健康効果を得られるということだけは断言できます。
油マニアの管理人が今現在摂取している油とは?
それでは油マニアである管理人が2018年4月現在摂取している油は何かお伝えします。
まず先に補足ですが、管理人は動物の肉を食べますので、飽和脂肪酸は普通に摂取していることになります。
また前述したように魚も食べますのでオメガ3系のEPA/DHAも間接的に摂取しています。
あとバターやチーズもガンガンに摂取していますので、それらからも脂質は摂取しています。
口から摂取している油
ということで、ここでは、それ以外のいわゆる液体の油の摂取について書きます。
すべての医師が肯定するエクストラバージンオリーブオイル
エクストラバージンオリーブオイル(オメガ9オレイン酸、一価不飽和脂肪酸)
上述のオメガ3&6の多価不飽和脂肪酸の危険性を説く崎谷博征医師、サラダ油の危険性を説く山嶋哲盛医師、サプリクリニックのドクター牧瀬、腸内細菌の藤田紘一郎医師、それにフェイスブックでおなじみのマニアックな内海聡医師などほぼすべての医師がエクストラバージンオリーブオイルについては肯定的です。
聖路加国際病院名誉院長である故日野原重明医師も105歳でお亡くなりになるまで毎朝スプーン1杯(15g)のオリーブオイルを摂取しておりそれが長寿の秘訣とも言われています。
管理人は現在、スロージューサーによる自作の野菜ジュースには脂溶性ビタミンの吸収率を上げるため必ずエクストラバージンオリーブオイルを入れています。
→筋トレダイエット食事メニュー 良質な筋肉つける健康野菜ジュースレシピ
また精力アップの自作果物ジュースにもエクストラバージンオリーブオイルは必須の原材料です。
なお管理人は今まで何十種類ものエクストラバージンオリーブオイルを試してきていますが、まだコレだ!という1本に落ち着いてはいません。
現在購入しているのは、少し高いですが、オリーブ発祥の地であるヨルダンの
『モラード エキストラバージンオリーブオイル・マイルド200ml』(1,600円)
そして100%イタリア産のオーガニックオリーブを手摘み後24時間以内にコールドプレスした
『Bionaturae エキストラバージンオリーブオイル 750ml』
iHerbなら750mlで1,963円です。(この質でこの値段はiHerbならではです。)
※iHerbのアカウント登録の仕方についてはこちらをご覧ください。
以上の2つです。
コーヒーにまぜて飲むMCTオイル
MCTオイル(中鎖脂肪酸、飽和脂肪酸)
管理人は以前アルツハイマーや認知症、糖尿病などの生活習慣病を改善すると言われるケトン体に興味があり自分の身体で試したことがあります。
ケトン体になるにはかなり極端な糖質制限をして、代わりにココナッツオイルやMCTオイルを摂取してエネルギー源とします。
また、MCTオイルを摂取すると体内蓄積脂肪を燃焼しダイエット効果があると言われています。
ただ、このMCTオイルによる脂肪燃焼ダイエット効果はケトン体になっていることが前提です。
ケトン体になっていないのにいきなり
「痩せた、効果があった」
と言っている方たちは、MCTオイルを混ぜたコーヒーを朝食と置き換えたためダイエット効果を得られたのではないかと思います。
なお、このケトン体を維持するには極端な糖質制限をずっと継続する必要があります。
最近は糖質制限が流行っていますし、「糖質制限+ココナッツオイル、MCTオイル摂取」で体調が良くなったという方達もたくさんいらっしゃいます。
しかし、管理人はケトン体を良いとは感じず、すぐにやめました。
これはケトン体をやめた後に知ったことですが、体が本来のエネルギー源である糖質ではなく、脂質をエネルギーにするのは負担がかかり、そのため痩せる効果はあれども長期的には体に良くないという説もあります。
もしこの説に興味のある方、糖質制限をしている方は、一度崎谷博征医師の『糖尿病は砂糖で治す!」を読むと意外な事実を知ることができます。
ということで管理人はケトン体ではなく、またケトン体が健康的とは思っていないです。
ただ半断食(16時間空ける)の時に、たまにMCTオイル入りコーヒーを飲むことがあります。
でも本当に月数回のたまにのことです。。
そんな訳で、実質的には、管理人の液体の油の経口摂取は上述のエキストラバージンオリーブオイル一択です。
管理人は揚げ物はほとんど口にしないですので、それでも問題ないです。
ただもし揚げ物をするとしたら、オリーブオイルは揚げ物レベルの高温調理には適さないため米油を選択すると思います。
肌から経皮吸収している油
肌からの経皮吸収と聞いて
「えっ、そんなの大した量ではないのでは?」
と思われた方もいらっしゃるかもしれません。
まずはこの画像を見てください。
これらの油はすべて肌、粘膜を通して経皮吸収したものです。
しかも今まで摂取した量のほんの一部です。
昔、アトピーの脱ステロイド、脱保湿剤の地獄を乗り越えるために、どれほど油に助けられたか分かりません。
管理人にとって「油なくして脱ステなし」というぐらい、本当に救われました。
実際当時は1ヶ月で1リットル以上油を肌に塗っていました。
経口摂取の油より経皮吸収の油の量の方が圧倒的に多かったです。
脱ステ後の地獄を乗り切る助けとなった奇跡の油ひまし油
ひまし油 別名キャスターオイル(リシノール酸)
ひまし油と聞くと少しダサく聞こえるかもしれませんが、ヨーロッパでは古来からその治癒効果の高さからパルマクリスティ=キリストの御手と呼ばれてきたそうです。
またアメリカでもエドガー・ケイシーがひまし油湿布を肝臓に当てること、イボ取りに使うことを使うことを推奨していたためその治癒効果が認知されています。
ひまし油は透明なかなり粘度の高い油で塗ると最初はかなりベタベタしますが、不思議とすぐに(30分しないほど)でそのべた付きは気にならなくなります。
アトピーの脱ステ後は、狂いそうな痒みに襲われたり、謎の発疹ができたり、ジュクジュクの傷ができたり、肌がカサカサに乾燥したり、ボロボロと剥がれてきたり、と肌は悪夢の七変化をしますが、ひまし油はそのすべての症状に対して使用できます。
もちろん痒みが治まるわけではないですが、ひまし油をたっぷりと塗った上から指の腹で思う存分気のすむまでかいても肌は傷つかず、ちょっと強めのリンパマッサージのような感じで老廃物が流れる効果があるのか、少しずつ肌の状態は良くなっていきました。
また肌がボロボロと剥がれてゾンビのようになった時は、少し動くだけでも肌が裂けひび割れるので、痛みで身動きとれなくなりますが、ひまし油はそんなボロボロの傷肌の上に塗っても大丈夫ですし、ひび割れを抑えてくれました。
なおそんな肌の状態の時にはお風呂やシャワーが苦痛で1週間ぐらい入らないこともありましたが、ひまし油は洗い流さず、1日のうちに何度も重ね塗りしても何の問題もなかったです。
ここで少し余談ですが、アトピーの時に清潔にすることを意識するあまり、毎日お風呂に入ってキレイに洗いすぎる人がいますが、逆効果になってることが多いです。
浄水器や浄水シャワーヘッドで塩素を除去することは非常に重要ですが、界面活性剤入りのボディソープを使うのは論外です。
また、洗いすぎて肌の常在菌さんを落とすのも問題です。
管理人自身の経験では、お風呂やシャワーは入りたいと思った時だけ、シャンプー、ボディソープ、石鹸などは一切使わず、軽くぬるま湯で流すぐらいで十分です。
そしてたまに気分が良い時に、ヒマラヤ岩塩浴をすれば良いと思いますし、実際そうしていました。
→【証拠画像有】これが最強健康入浴法!究極ヒマラヤ岩塩浴でボロボロ肌がよみがえる!
さて、ここで話をひまし油に戻しますが、ひまし油はアトピーでなく、乾燥肌の人にも良いですし、冬の乾燥で肌がかさつく時に塗ると保湿剤より良いと思います。
またひまし油は粘膜を含め全身につかうことができ、管理人は試したことがありませんが、目や耳にも炎症を抑える目的で使う人もいます。
管理人は肛門から飛び出したイボを戻す時に使ったり、コーヒーエネマのパイプの先に塗るのも使っています。
あとひまし油を塗る時のアドバイスですが、ひまし油を塗布した後は包帯代わりに綿100%の下着を着用すると良いです。
なお下着にはだんだんとひまし油が染み込むのか洗濯しても質感は変わってしまいますので、包帯と同じように使い捨てるぐらいの感覚でいた方が良いです。
下着メーカーのGUNZEは綿100%の下着のラインナップが多いので、管理人はかなりお世話になっています。
GUNZEは楽天にもAMAZONにもオンラインショップがあるので便利です。
最後、管理人が現在でも購入しストックしているお勧めのひまし油を紹介します。
Heritage Store社はひまし油を何種類か出していますが、上記のオーガニックタイプがお勧めです。
値段は通常のもの(プラスチックボトル)と比べて高いですが、遮光ガラス瓶で劣化も防げますし、オイルの質感自体通常のものより良いです。
アメリカのiHerbなら日本のアマゾンの半額以下で購入できます。
iHerbなら480mlで1,379円です。(アマゾンは3,190円します)
※iHerbのアカウント登録の仕方についてはこちらをご覧ください。
人間の皮脂にもっとも近いホホバオイル
ホホバオイル(ワックスエステル)
ホホバオイルは薄い黄色でべた付きも少ないです。
人間の皮脂に最も近い油と言われ、管理人は上述のひまし油同様、顔から肛門の粘膜まで全身に使用しています。
乾燥でひび割れた肌にも傷にも問題なく塗ることができます。
ひまし油と比較してさらっとしている分、管理人は顔に使うことが多いです。
ただ乾燥がかなり強くボロボロと皮膚が剥がれている肌の状態の場合は、ひまし油の方が長く保湿して保護してくれますので使い分けると良いと思います。
またはホホバオイルとひまし油を自分の好きな比率で混ぜ合わせて使うのも良いですし、管理人は実際混ぜたオイルも使っています。
なお、注意点としてはホホバオイルはアトピーの痒みが出ている箇所の場合、血行が良くなるためか一時的にかゆみが出ることもありました。(管理人の感覚では痒みが出た時も悪化している感はなく、血行が良くなり効いている感じでした。)
肌の状態や相性もあると思いますが、もしかゆみが出ることが多いようであれば、ホホバオイルのメーカーを変えるか、ひまし油に切り替えると良いと思います。
最後、お勧めのホホバオイルですが、まずは認定オーガニックという質にお値打ちな値段とバランスの良い以下の商品から試してみると良いです。
特にホホバオイルは美容オイルでもあるため化粧品メーカーが意味不明のボッタクリ価格で販売していることもあるためご注意くださいね。
iHerbなら118mlで1,157円です。(アマゾンは2,150円します)
以上、今回は永田良隆医師の著書『油を断てばアトピーはここまで治る』を元アトピー脱ステ経験者として、また油マニアとしてレビューしましたが、いかがでしたでしょうか。
油は人間に必要不可欠ですが、今の時代、有害なトランス脂肪酸を含む人工油、粗悪油、遺伝子組み換え作物原料の油、有害化学物質ヘキサンを抽出触媒として使った油など不健康で危険な油が出回っています。
大手メーカーだから安心ではなく、逆に大手メーカーが健康を犠牲にしてコストダウンし安く大量生産した油の方が信用できないです。(大手メーカーは資金力を活かし御用学者や医師を雇って安全性と健康をうたい、テレビのCMや広告を使って健康であるかのように錯覚させます。)
また安い飲食店で使い回されている酸化した油は食品ではなく毒そのものです。
アトピー患者さん、肝臓が弱い方、など体が敏感な方は悪い油を摂取するとすぐに調子が悪くなるので分かります。
そうでない健康な人でも油酔いしたり、食後重いゲップ(=消化器の悲鳴)が出たりします。
悪い油を摂取したところですぐに病気になったり死にはしませんが、10年~20年かけて蓄積すると添加物と同じで、それが細胞を弱らせアレルギーを発症したり、老化を進めたり、生活習慣病になったり、ガンや認知症の原因になったり、とリスクが高いです。
この記事を読んでくださった方の油への意識が少しでも高まり、悪い油を避け、良い油を摂取することで健康で長生きしていただくことを心より願っております。
追伸
2015年4月初読時感想メモ
人間は、食べ物も、知識も、情報も、何を取り入れるか、よりも、何を取り入れないか、の方が遥かに重要だと実感してます。
この本では軽度から最重症まで段階別でどのように食事制限したら良いか書かれています。
アトピー、肥満、糖尿病、脳梗塞、心臓疾患、全て食べ物、特に油とエネルギーの過剰摂取が原因だと分かります。
この食事制限は、ストレスのない範囲で断続的にしても良いと思いました。
1日1食のドクター南雲康之氏、その他芸能人も食事を制限するのとにより、若々しい肌、健康な体を手に入れてい
この本の著者も医師で、臨床テストも実施した上で本を書いてますので、ネット上のアトピービジネスの宣伝文より遥かに信用できると思いました。
なお、アトピーの情報では、ネットでドクター牧瀬氏を検索すると詳細な情報が出てきます。
そして、その情報は、この本に書かれていることの裏打ちとなるものが多いですので、この本とともにそのサイトを見て勉強するのも良いのではと思います。
『油を断てばアトピーはここまで治る』箇条書きネタバレメモ
アトピーは過剰摂取した油が原因。
三大主要食品の植物油、卵、牛乳を可能な限り減らす。 運動した時に限り、少量の摂取可。
動物肉類も減らす。脂身のないものに。
肉を食べた時は3倍の野菜。
できる限り魚に変える。
生卵、マヨネーズは特に厳禁。
卵はあらゆるものに使われているので、週1個ぐらい目安。
小麦は強力粉のラーメン、パスタ、食パンより、中力粉のうどん、そうめん、冷麦。
薄力粉のお好み焼きや蒸しパンなら影響はほとんどない。
調理法を植物油や卵を使わない和食に変える。
油はシソ油、エゴマ油に。
オリーブオイルは中立。アトピーが回復期に入ってから使う。
2週間を目安に食事制限し、よくなれば徐々に摂取量を増やしてよい。
成人の皮膚は睡眠をしっかり取れば2週間で再生。通常の周期は28日。
食事制限をすると1〜2週間でリバウンド現象が起こる。
米や小麦のタンパク質はよく噛まないと、アミノ酸まで分解されず、かゆみの燃料になるポリペプチドになる。
米は一口20回は噛む。玄米なら50回以上。
大豆はアトピーにはあまり影響しない。ただ豆乳、プロテインなど精製品による過剰摂取には気をつける。
【避けるべき食べ物】
トンカツ、エビフライ、コロッケ、唐揚げ、天ぷら、フライドポテト、油揚げ、揚げ物料理全般、マーガリン、ドレッシング、マヨネーズ、インスタントラーメン、ポテトチップス、スナック菓子全般、インスタントカレー、シチューの素、グラタンの素、菓子パン、チョコレート、ケーキ類、プリン、カステラ、アイスクリーム類、牛乳、練乳、もち米、あられ、おかき、玄米。
【発症するかゆみのレベル】
牛乳を1とした場合
小麦3〜5
植物油10
卵20
米50