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テーマ:心・メンタル

仏教は宗教ではない?!

 

 

 

 

心を整える8つの脳開発プログラム』 アルボムッレ・スマナサーラ氏 2014年12月初版

(管理人の読書日2015年5月)

 

 

「仏教は宗教ではない」

 

とスリランカの仏教長老アルボムッレ・スマナサーラ氏は言います。

 

 

 

 

 

宗教の定義はたくさんありますが、もしその一つが

 

“信者を勧誘して獲得すること”

 

であれば

 

“仏教は信者の勧誘はしないので宗教ではない”

 

というのが理屈です。

 

 

 

スマナサーラ氏は

 

「仏教とは科学であり、生活の知恵」

 

と説明しています。

 

 

 

スマナサーラ氏の日本語能力はズバ抜けており、本書を読んでいても、小難しい仏教用語などは使わず、小学生でも理解できるぐらい説明がとても上手です。

 

また何よりその文章には優しさがあり、読んでいると心がスッと癒されたりします。

 

 

 

 

 

悩みを解消する8つの脳開発実践プログラム

本書では人間誰もが抱える悩み

 

「大脳と原始脳の葛藤」

 

と脳科学的にとらえて、悩みを解消するための8つの実践すべきことを説いています

 

 

 

ただ脳科学や仏教の専門的な話や小難しい話は出てこないですし、8つの実践プログラムの内容も非常にシンプルです。

 

 

ということで、今回は本書の8つの脳開発実践プログラムのネタバレとそれに対する管理人の見解をサラッと書きながらレビューします。

 

 

 

 

 

1.鵜呑みにする癖をやめる

 

ポイント

・データを調べて判断する

 

・客観、主観ともに意見を決めつけない

 

・達した判断を定着させない

 

 

 

(メモ)

自分の意見は正しいかもしれないし、間違ってるかもしれない、と意見に対して正か否か決め付けないことで大脳は成長する。

大脳は曖昧な状態が嫌いで、さっさと判断して落ち着きたがる。

 

判断はいつも保留状態にして更新を続ける。

 

 

 

【管理人の見解】

ここで記載されているポイントは、心理カウンセラーが使う認知療法にも当てはまります。

 

アメリカでは精神薬を使わず、カウンセリングにより歪んだ認知を自覚させ正常な認知に改めることで不安、うつなどを治す昔ながらの治療が効果を上げています。

 

この認知療法は自分でもできますので、もし不安を抱えることが多い方、うつになりやすい方は『自分で学ぶ抑うつ克服法 いやな気分よさようなら 新しい認知療法の紹介』を読むことをお勧めします。

 

 

 

お釈迦様は2600年ほど前の人と言われていますが、人間の心のメカニズムの本質をついた教えは現代でもそのまま通用します。

 

例え時代が進み、文化は異なれど、人の心のメカニズム、つまり認知とそれに伴う喜怒哀楽の感情は昔も今もほとんど変わらないからです。

 

 

 

悩みや不安が多い方は真面目な方が多く、何冊も自己啓発本を読んだり、セミナーに出たりする方も多いと思います。

 

しかし、一時的な気持ちの高揚は得られても1週間を過ぎると元に戻ってしまうというケースが多いです。

 

認知を改善するには、認知の歪みを指摘してもらい自覚し、正しい認知を時間をかけ何度も上書きするトレーニングが必要だからです。

 

もし高額なモチベーションセミナーに何度も出席しているが現状はあまり変わっていないという方は、外的アプローチではなく、内的アプローチを試されると良いかもしれません。

 

 

 

また、新しい自己啓発本やセミナーに気を惹かれるのも分かりますが、それらの内容はお釈迦様が昔説いていたことと同じだったりすることがあります。

 

そのため仏教だ、宗教だと偏見を持たず、お釈迦様の教えを上手く解釈し教えてくれる本を読むのも良いと思います。

 

 

 

 

 

2. (原始脳による)思考、妄想を管理する

 

ポイント

・妄想の危険度を知ろう

 

・思考を滑らかなものに置き換える

 

・置き換えは根本からの治療

 

・善思考を理解する

 

・悪思考を避ける

 

・行動より思考が優先

 

 

 

(メモ)

原始脳は怒り・嫉妬・憎しみのみ

悪思考の妄想を善思考で置き換える

 

善思考で分かりやすいのは慈しみ

 

慈しみは慈悲喜捨の四種類に分けられる

慈(友情)→生きとし生けるものが幸せでありますように

 

悲(憐れみ)→生きとし生けるものの悩み苦しみがなくなりますように

 

喜→生きとし生けるものの願い事が叶えられますように

 

捨(平静心)→生きとし生けるものに悟りの光が現れますように

 

原始脳で生きている人々は自分より能力がある人々を見ると怒りと嫉妬を覚える。自分が落ち込んでしまう。

お釈迦様「他人の成功を喜ぶ訓練をしなさい」

 

悪思考は3つ

五欲にかかわる思考

怒りにかかわる思考

他人に害を与えたくなる思考(ライバル意識)

 

 

 

 

 

【管理人の見解】

本書では脳を怒りや欲望を司る原始脳と理性を司る大脳の2つに分けることを前提としています。

 

 

 

しかし管理人は自然療法士で心理学にも精通した先生から、

 

【人は原始的な爬虫類脳、感情的な哺乳類脳、理性的な人間脳と3つの脳を持っている】

 

と教えていただきました。

 

 

 

これを超イメージしやすく解説すると

 

 

・爬虫類脳が発達しすぎるとマイク・タイソン

 

 

 

ボクシング対戦相手の耳に噛みつくわ、女性をレイプして婦女暴行犯で刑務所に行くわ、生放送でブチキレて放送禁止用語連発するわ、とまさに原始的な本能と欲望のまま生きてると言えます。

 

 

 

・哺乳類脳が発達しすぎると感情的な女性

 

 

 

テレビの前でイルカや動物などの感動物の話を見て涙を流し続ける、というように平和的ではありますが、さみしがりで親和欲求が強く感情に支配されて生きていると言えます。

 

 

 

・人間脳が発達しすぎるとウォーレン・バフェット

 

 

 

理性的、合理的思考が発達しているため、原始的な本能である爬虫類脳、感情的な哺乳類脳をほぼ完全にコントロールして生きていると言えます。

(コーラとマックのジャンクフード好きはご愛嬌だと思います(笑))

 

 

 

人間誰しも上記の3つの脳を持っていますが、訓練、トレーニングによって人間脳を発達させていくと、思考、妄想もコントロールでき、現代社会で成功しやすくなると言えます。

 

 

 

あと一般的にエゴによる思考、妄想は本書にも書かれているように悪いこととされています。

 

確かに潜在意識は思考、妄想と現実体験の区別がつかないと言われているため、ネガティブな思考、妄想は体にリアルにダメージを与えるため良くないと思います。

 

 

 

ただ、本書に書かれているような、「世界人類が平和でありますように」と心から思えるような悟った人になるのも実際難しいと思います。^^;

 

 

 

また最近流行のマインドフルネス、禅などの瞑想で思考、妄想を消すのも大変です。^^;

 

 

 

そこで管理人が現実的で面白いなと思うのが、『神様とのおしゃべり』で有名なさとうみつろう氏の裏の迷著とも言える『悪魔とのおしゃべり』に出てくる

 

「楽しい妄想をしろ」

 

です。(管理人はどちらの本も好きです^^)

 

 

 

どうせ自分の脳内の妄想は自由なわけですし、思いっきり楽しく、自分が達成したいと思うことを既に達成している妄想を思う存分楽しめば良いという考え方です。

 

本当にその妄想が実現するかどうかは別にしても、少なくとも楽しい思考が体にも良い影響を与え健康になるのは確かです。

 

 

 

 

 

3.言葉を管理する

 

ポイント

・役立つ、美しい言葉を使う

 

・悪い言葉を発見しよう

 

・善い言葉とはどんな言葉か、理解する

 

 

 

(メモ)

言葉のイントネーション、波長、単語の選び方などで大脳の状況は読める

 

言葉の管理が大事なのは自分で言った言葉が自分の脳にフィードバックされてしまうから

 

 

 

【管理人の見解】

「人間、誰でも口は1つで耳は2つ。それは聞くことは2倍大事だから。」

 

という話を以前聞いた時に管理人は素直に「そうだな」と納得しました。

 

 

 

それに、上記の話の理屈に従うと

 

「言った言葉も言われた言葉も耳は2つなのでその言葉の影響も2倍受けるんじゃないか」

 

とも思えます。

 

 

言葉や音楽の周波数が人間に与える影響に興味がある方はこちらの記事もご覧ください。

 

『モーツァルトを聴けば病気にならない!』 音楽療法効果をスピリチュアル目線で検証!

 

 

 

管理人は言霊を信じていますし、言葉遣いはその人の思考、感情にも確実に影響を与えると考えています。

 

また逆に本書でスマナサーラ氏が書いているように、その人の話す言葉はその人の頭の中(内面)をそのまま表しているとも言えます。

 

 

 

ここで余談ですが、モテる男として本ブログでも度々引用させていただいているGackt氏も、自伝である『Gackt 自白』の中で

 

 

 

「女性に会った時一番見る所、気になる所は声、話し方。」

 

とハッキリと書いています。

 

 

 

ということで、自分自身の話す言葉に気を付けるとともに、良い言葉遣いをする人とつきあうようにするのも非常に大事だと管理人は感じています。

 

 

 

なお、女性にモテるという視点から見た場合、管理人の友達の中には、元ナンバーワンホスト、ホストクラブオーナー、1000人斬りナンパ師、恋愛マスター、向井理似の9頭身イケメン、芸能人のボディガードも務める格闘技オールマイティーのセキュリティもいますが、その誰もが言葉遣いはとても丁寧で感じが良いです。

 

もちろん冗談、ユーモア、ふざけ合う時は悪い言葉を意図的に使うことがありますが、人を不快にさせることはありません。

 

 

最後管理人が会話やコミュニケーションにおけるアドバイスでとてもピンと来ているものがありますのでシェアします。

 

それはインドの聖者の教えなのですが、

 

「自分が真実と思ったことのみ口にすること。また例え真実であっても、言って自分の心が心地良く感じることだけを話すこと。」

 

 

 

つまり自分の思ってもいないことを言えば嘘くさく聞こえますし、自分の潜在意識もその齟齬に苦しむことになります。

 

また、相手のためを思って良かれと思ってであっても、それを言うことで自分が心地良く感じないことは言わない方が良いということです。

 

 

 

管理人自身は不器用な性格でもともとのコミュニケーション能力も低かったですが、自分が心から思っていることのみを口にするということは意識してきました。

 

しかし、例え真実であっても、何でもそのまま話すのが正直、誠実というわけではないというのに気付いたのはずっと後のことでした。

 

実際それで言わなきゃ良かったと思ったこと、人間関係で失敗したこともたくさんあります。

 

 

 

いくら相手のためを思った良い言葉であっても、もし自分の心がそれを言うのに重い感じがあれば言わない方が良いというのは以前の管理人にとっては本当に目から鱗の教えでした。

 

そして実際にそれを実践してからは自分の心も楽で、人間関係もより円滑になりました。

 

人間関係に悩む真面目な方は是非試していただくことをお勧めします^^

 

 

 

 

 

4.行為を管理する

 

ポイント

・自制はよい脳の訓練

 

・行為の置き換えと自制は違う

 

・二つの完璧な行為管理プログラム

 

 

 

(メモ)

仏教でどうしてもやってはいけない3つの行為

殺生、偸盗(盗み)、邪淫(邪な行為)

 

 

 

【管理人の見解】

「腹が立ったら人を殴るのではなくサンドバッグか物を殴る。慣れてきたら殴るという行為自体自制してしない」

 

というスマナサーラ氏の言うことは理解できます。

 

 

以前管理人が疑問だったのは、高僧や人格者と呼ばれる人は

 

「そもそも怒り自体が沸かないのか、沸くけども自制しているのかどちらだろう?」

 

ということでした。

 

 

管理人が今まで実際に会った方の中では怒りの感情自体消失している人はうつとか精神疾患の方を除いてはいませんでした。

 

自制というのは我慢に近いように聞こえますが、人によっては怒りを相手を憐れむ感情に置き換えたり、そもそも相手を子供のように見下していたり、まともに相手せず心の中で舌をベーッと出してあしらったりと様々な方法で怒りの感情を外に表すことなく内側で処理していました。

 

 

これは管理人の考え方なのですが、怒りにしても欲望にしても抑圧すれば一旦は我慢できますがいずれ溜まったマグマのようにいつかは噴き出します

 

そのため、最初は

 

怒りは溜めるぐらいなら小まめに出して発散させる

 

怒りの感情自体味わった後手放して、それよりも楽しいことを考える

 

怒りの表現方法をユーモアなものに変える

 

など現実的なアプローチをすると良いです。

 

 

 

するといつか

 

その怒りが沸く事象自体を回避するためのアイデアが浮かんだり

 

怒りは相手の言動や発生した事象自体に対して沸くのではなく、自分がそれをどう解釈してとらえるかによるんだな

 

と気づいたりします。

 

 

 

そしてさらに余裕があると

 

自分の表面的な怒りの感情に隠された真の感情、それは悲しみであったり、寂しさであったりに気づき向き合うこと

 

ができたりもします。

 

 

 

以上は怒りの感情についてですが、欲望については抑圧せず昇華させるようにすると良いように思います。

 

例えば性欲にしてもそれ自体無理やり抑圧するとキリスト教の神父が裏で少年をレイプして世界的な問題になった“カトリック教会の性的虐待事件”のようなことが起こります。

 

 

 

余談ですが、ある凄腕ナンパ師は、

 

「日本人がロリ好きなのは思春期に恋愛できず受験勉強や部活で忙殺された反動であり、実際ブルセラや援助交際に手を出すのも青春時代を勉強に捧げたエリート層や知識層が多い」

 

という独自の恋愛文化論を語ってくれましたが、管理人はなるほどなとけっこう納得してしまいました。

 

 

 

また性欲に限らず、すべての欲は、

 

子供の頃おもちゃを買ってもらえず我慢しすぎると大人になって大人買いをしやすい

 

子供の頃ひもじい思いをしていると食にいやしくなりやすい

 

無理なダイエットで食欲を抑えると後で大食いしリバウンドする

 

など無理やり抑えつけたり我慢するとその反動でコントロールの難しい大きな欲になってしまいます

 

 

 

そのため欲は適度にほどほどに発散させていくか、逆に飽きるほど一気に欲を満たして昇華させていくのも一つの方法だと思います。

 

 

 

それに欲を昇華させてしまえば未練も残らず、現世に執着を残すことも減るように思います。

 

 

 

あと最後に爆弾発言ですが(真面目な仏教徒の方は読まないでスルーしてください)、悟りを開いたお釈迦様、つまりゴータマ・シッダールタ氏は元々王族であり、ウィキペディアにも

 

「二つの専用宮殿や贅沢な衣服・世話係・教師などを与えられ16歳または19歳で母方の従妹のヤショーダラーと結婚し、一子ラーフラ をもうけた」

 

と書かれています。

 

 

 

つまり人並外れた贅沢で一気に欲が昇華し、飽きてしまい、逆に満たされなくなり苦行の世界に飛び込み、その厳しすぎる苦行によりトレーニング欲求も昇華させて悟りに至ったと解釈することもできます。

 

また思春期でしっかりと童貞を捨て子供もつくっているからこそ、抑圧された性欲にとらわれることがなかったのではと思います。

 

 

 

そもそも仏教では邪淫ではない性行為は否定されないため妻帯者のお坊さんもいらっしゃいます

 

そしてそれは人間として自然な姿だと思います。

 

(ローマ教会カトリック神父は神に仕えるということで結婚が禁止されていますがここではその宗教的規則の賛否については触れません。)

 

 

 

結婚して子孫を残すのは自らの欲望を満たすだけでなく、この世に生まれる順番を待っている魂に肉体を用意するという非常に重大な役目があります。

 

また先祖代々続いている先祖供養を続けてもらう子孫を残すことでもあります。

 

つまり結婚して子供を残すことは欲望に基づく我良しの行いではなく、ご先祖様のためでもあり、人類のためでもあると言えます。

 

 

 

最近の日本には性行為に関心をしめさなかったり嫌悪感を示す絶食系の若者がいたり、晩婚どころか結婚自体しない男女が増え、出生率は下がり続ける、など未来の日本人の存続が危ぶまれるような状態です。

 

 

 

実際、内閣府が日本人総人口について

 

「現状のまま推移した場合、100年後には現在の3分の1まで急減(2110年4286万人)」

 

推計を発表しています。(「内閣府 第2章人口・経済・地域社会の将来像 総人口」より)

 

 

 

その状況を改善するためにも心身ともに健康で魅力的なモテる日本人男性がどんどん増えて欲しいと切実に願っていますし、当ブログがその一助にもなれば本当に嬉しく思います。

 

 

 

 

 

5.仕事を選ぶ

 

ポイント

・やるべきでない仕事は避ける

 

・高収入につられるな

 

・仕事も三つの禁止行為と照合する

 

 

 

(メモ)
道徳、法律、社会常識に反した他人に迷惑をかける仕事をしない。

 

仏教徒が禁じられている仕事は、
生命の売買、酒、武器、麻薬の製造販売、肉の販売。

 

 

 

【管理人の見解】

本書の中では“仏教徒なら”という注釈が何回か出てきますので、グレーゾーンの仕事は仏教徒は手を出さないことが前提になっています。

 

 

 

管理人の仕事の選び方に対する絶対的な基準が1つあります。

 

・自分の良心に反しないこと

 

です。

 

 

 

仕事選びの基準は、収入、勤務地、休みなど物理的な基準から好奇心、スキルアップ、ステータス、人間関係など精神的な基準までたくさんありますが、上記の2つはその何よりも優先される前提とも言える条件です。

 

 

人間自分の顕在意識なら論理的に説得し納得させたり、または納得しなくても割り切らせることができますが、潜在意識は別です

 

自分が心から納得していないこと、特に良心に反することは罪悪感やストレスとなって仕事のパフォーマンスを落とすだけでなく、セルフイメージも落とし、ストレスからうつや原因不明の体調不良や病気を招いたりします

 

 

 

会社や組織に属して働く場合、自分の信念や良心に反することでも従いやらなければいけないことも出てきます。

 

つまり自分の良心と会社や組織に対する忠誠心、人間関係の義理などの感情の板挟み状態が発生します。

 

 

 

さらには人より優れていると感じたい優越感や自分は役立つという自己肯定感などエゴを満たしたくなったり、人に認められたいという承認欲求、仕事を失ったらという恐怖感も絡んできます。

 

上手く折り合いをつけたり、割り切れる人もいますが、それが難しい場合、自分にとって本当に譲れない条件を絞り、他を妥協する必要も出てくると思います。

 

 

 

また、人は性格、生まれ育った環境、経験から出来上がる価値観などから優先となる基準も異なってきます。

 

そのため、他人が押し付ける正論や常識、価値観に縛られず、自分の心と向き合い答えを出すことが大事です。

 

このことは仕事選びだけでなく、本来の自分らしいキラキラと輝くような生き方をして、心からの幸せを感じる上でも大切なことです。

 

 

 

 

 

6.努力する

 

ポイント

・神を持ち出すのは怠け思考

 

・努力を趣味にする

 

・大脳を直接開発する努力をする

 

 

 

(メモ)
人間の幸福はすべて人間が努力して得たもの

 

祈ったことにより飴玉一つでももらったことありますか?

 

お釈迦様の言葉
「祈れば叶うのならば、人類は努力をやめて祈ればよい。」

 

脳を直接開発する努力とは貪瞋痴を抑える努力をすること

 

※三毒

仏教において克服すべきものとされる最も根本的な三つの煩悩

貪欲(とんよく)・・・(必要以上に)求める心

瞋恚(しんに)・・・怒りの心

愚癡(ぐち)・・・真理に対する無知の心

 

 

 

【管理人の見解】

本書に出てくるお釈迦様の言葉

 

「祈れば叶うのならば、人類は努力をやめて祈ればよい。」

 

という一見冷たく厳しい言い方は、ある意味お釈迦様らしい教え方だと思います。

 

 

 

昔ナポレオン・ヒル氏の『思考は現実化する』という本が流行った時、

 

「俺は金持ち!俺はモテる!」

 

と一生懸命思考すれども現実化せず、飽きて止めてしまった人もいるかもしれません。

 

 

 

または中村天風氏が実践し、苫米地英人氏が日本に広めたルー・タイス氏の『アファメーション』を試し、朝鏡の前で一生懸命自己暗示の呪文のように

 

「俺は金持ち!俺はモテる!」

 

と繰り返し唱えても大して効果はなく止めてしまった人もいるかもしれません。

 

 

 

他にはスピリチュアル系の本を読み

 

「人の一生は決まっている。人は生まれる前に自分の人生のシナリオを書いて生まれてくる。」

 

というような内容を目にして

 

「それなら頑張ったり努力する意味ないじゃん。どうせ決まってるんだから。」

 

と投げやりな気持ちになったり、やる気が下がったり、怒りがわいたり、絶望感を感じたりとネガティブな気持ちを味わった人もいるかもしれません。

 

 

 

そのそれぞれに対する管理人の見解を書くと長くなってしまいますので、現時点で人生に対して管理人がどのようにとらえているかを書きます。

 

 

 

それは、

 

・人の一生はある程度の大枠は決まっていれど、自分が選択し、とった行動により変動の余地が残されている

 

というものです。

 

 

 

最新の宇宙物理学では宇宙は単一のユニバースではなくマルチバースと言われていますが、この世の中にはパラレルワールドのように無限の世界が並行して存在していると思います。

 

そして自分のとった行動によりルートが変わり目の前に展開される世界が変わっていくと思います。

 

また楽しいイベント、悲しいイベントも用意されていると思いますが、自分の行動しだいで楽しいものはより楽しく、悲しいイベントはよりダメージを少なくするという余地が残されていると思います。

 

 

 

もし、人生を映画に例えると、台本はあれどもアドリブの余地もあり、役者(自分)の演技(行動)によって共演者の演技も変わり、大道具さんなど裏方の頑張りも変わり、完成した映画の質に天と地ほどの差ができるようなものです。

 

 

 

それにもし仮に人生すべてが決まっているとしても、それを目の前に置かれた映画のDVDだとすると、そのDVDの中にはエンディングまで決まっており完結してますが、実際に見る時ただボーっと見るのか、感情移入してワクワクドキドキしながら喜怒哀楽を存分に味わいながら見るのとでは得られる満足度は全く別物になります。

 

 

 

と管理人のまったく根拠もない勝手な人生に対する捉え方を簡単に書きましたが、遊び、仕事、恋愛、トレーニングなど何事も今できることを精一杯やった方が楽しいですし、多くの気づきが得られますし、満足度も高くなります

 

 

 

努力と聞くと嫌なことを無理して頑張る、というようなイメージもありますが、それよりも

 

・今の目の前、一瞬一瞬に集中し、心と身を入れて存分にそれをする

 

・肉体を持つ今しか味わえない感覚、感情を存分に堪能する

 

というような感覚でも良いと思います。

 

 

 

 

 

7. 目醒める

 

ポイント

・今に目醒めて生きる

 

・「今」は簡単でおもしろい

 

・愚か者は蜃気楼を追う

 

 

 

(メモ)
目醒めるとは、過去に起きたことを悩まない、将来のことを心配しないこと

人生のすべては今という瞬間をどのように過ごすのかということに尽きる

今に集中して過去も将来も放っておく生き方を目醒めた状態と言う

本や教科書で、今読んでるページの内容が分かる時に、後ろのページを見て、難しそう、嫌だ、面倒だ、と思うのは、将来を見るのと同じ行為。今読んでるページが分かれば十分。

 

 

 

【管理人の見解】

「今を生きる」

 

「過去を思うから後悔、未来を思うから不安」

 

ここらへんの言葉はスピリチュアル系の本やマインドフルネスの瞑想系の本を読んだことのある方には耳タコの言葉だと思います。

 

 

 

管理人の見解は、さきほどと全く同じ繰り返しで申し訳ないのですが、

 

・今の目の前、一瞬一瞬に集中し、心と身を入れて存分にそれをする

 

・肉体を持つ今しか味わえない感覚、感情を存分に堪能する

 

です。

 

 

 

なお、最近流行のマインドフルネス、瞑想、禅では座禅のように静かに目を閉じて座るスタイルが基本ですが、管理人は動禅、つまり体を動かしながらでも良いと考えています。

 

人間、遊びでもスポーツでも格闘技でも仕事でも、心と身を入れて集中、没頭すれば、自然と雑念や無駄な思考が止まり、まさに今を生きるマインドフルネスの境地に至ります

 

 

 

人気マンガ『黒子のバスケ』やハンマー投げ室伏広治氏の本に出てくる「ゾーン」という概念

 

 

 

 

ミハイ・チクセンセントミハイ氏が提唱する「フロー」の概念も基本的には同じであると言えます。

 

 

 

管理人としてはせっかく肉体を持ってこの世に生まれたのなら、瞑想など精神世界に没頭するより、体を動かし五感の感覚や感情を思う存分味わい満喫する方が自然な感じがして好きです。

 

それに、その方がこの世に生まれた喜びを感じられますし、ご先祖様や神様に対する感謝の念も自然に沸くように思います。

 

 

 

 

 

8.集中力をつける

 

ポイント

・集中力は脳の喜び

 

・集中力を育てて喜びを実感

 

・大脳を育てる集中力

 

 

 

 

(メモ)

得体のしれない何かを信仰する傾向が人間の本能としてある

 

仏教は慈悲の瞑想を推薦

 

 

 

【管理人の見解】

人間誰しも集中力を上げたいと思います。

 

その方が勉強、仕事、スポーツ、ゲーム、格闘技、筋トレなど何でもパフォーマンスや成果が上がることを知っているからです。

 

 

 

しかし、『スケットダンス』の主人公ボッスンのように意識すればすぐに集中できるわけではありません。

 

 

 

 

もしそれが可能なら誰もが簡単に成果を上げているはずですし、そもそも集中力を上げたいと思うこともないはずです。

 

 

 

集中力は上げたいと思ってもなかなか上がらないからこそ、そのことで悩みますし、集中力を上げる方法やサプリなどを探したりするわけです。

 

確かに一時的に集中力を上げるサプリもありますが、それに依存してしまうようになったら良くないですし、そもそも人間の細胞には細胞抵抗性があり、だんだんと効果が薄れていってしまいます。

 

 

それならば

 

「どのようにして集中力を上げたらよいのでしょうか?」

 

 

 

それに対する一つの回答で、管理人が共感しているのがある成功している起業家の言葉です。

 

「自分は怠けものだし、集中しようと思っても無理。だからマインド(心構え)を変えるのは諦め、環境とツール(道具)にお金をかける」

 

 

 

実際その起業家は、そもそもマインドを変えたり努力で何とか集中しようとはせず、レオパレスの部屋を借りて独りでこもったり、高級ホテルのラウンジで仕事をしたりと環境面にお金をかけ、自分の集中力をブツギレに途切れさせる誘惑(インターネットやSNS)などを断ったりしています。

 

また気持ち良く快適に仕事できるようにパソコンなどの道具はお金を惜しまず最高のものを用意して使っています。

 

 

このように自分でコントロールするのが難しい集中力を努力でなんとかしようとするのをサッサと諦め、お金をかければ誰でもすぐに変えることのできる環境面や道具面からアプローチして集中せざるを得ない環境を作ったり、快適で集中しやすい道具を使ったりする、というのは非常に合理的で実践的だと思います。

 

 

 

 

以上、『心を整える8つの脳開発プログラム』のただの読書レビューではなく、管理人の脳科学、スピリチュアル、マインドフルネスに対する見解を交えた実践レビューを書きましたがいかがでしたでしょうか。

 

心やメンタルなど精神的な事柄になると仏教、禅、神道、スピリチュアルの内容を交えることはありますが、当ブログは特定の宗教や宗教団体を勧めたりすることはありません。

 

 

 

今まで病気治癒や健康法は肉体的、物理的アプローチを中心に紹介してきましたが、心やメンタルも非常に重要です。

 

もしそういった内容に興味がある方はコメントやメッセージでお知らせください。

 

読者の方々からのご要望が多ければ、今後、心、メンタル、スピリチュアルに関する記事も増やしていこうと思います。

 

 

 

それでは、今回も1万文字越えと少し長くなりましたが、最後まで読んでくださり本当にありがとうございます。

 

この記事を読んでくださった方が、悩み少なく自分の人生を楽しく幸せに生きていただけることを心より願っております。

 

 

 

 

 

 

 

追伸

『心を整える8つの脳開発プログラム』初読時感想(2015年5月)

 

この本の著者はスリランカの高僧で、日本に国費留学した後、ずっと滞在している方ですが、その柔軟性は素晴らしいなと思います。

 

今回は脳科学を絡めて仏教式メソッドを伝えています。

 

 

 

脳を、原始脳(爬虫類脳)と大脳(人間脳)に分けて考えるというのは、海外の有名マーケターやコンサルがセミナー等でもよく語るもので、人間の思考や行動を分析する上でも役立ちます。

 

 

 

本書の中には、著者自身が言うように、一部過激、例えば論理の飛躍や強引な説明も出てきますが、全体的に非常に伝わりやすい文章です。

 

何より、信仰を求めず、信者の獲得をしようとしない仏教は宗教ではなく、心の科学、智慧である、と言われるだけあり、現実離れした内容になっていないのが良いです。

 

 

 

あと、現代の日本に、文化も法律も異なる古代インドで生まれた仏教の智慧を、どのように活かすのか回答しているQ&Aセクションも良かったです。

 

この本では子供の教育に関するQ&Aが記載されていますが、サイトを見ますと、その他の事柄や仏教自体に関することもあります。

 

⇒『スマナサーラ長老によるQ&A

 

 

最後、私が本書の中で一番心に残った箇所は、

「ゴータマシッダールタ王子を懐妊されたお妃様が見た夢の中で登場した動物が、なぜ象なのか?」

 

に対する回答です。

 

 

 

今まで考えたことも聞いたこともなかったですが、答えを聞いて納得しました。

 

この質問をしたのは、幼稚園児だそうですが、こういう柔軟で素直な疑問って大事だなと思いました。^^

 

 

 

 

 

 

 

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