目次
- 1 ゲルソン療法では約10種類の天然サプリを治療に併用!
- 2 ゲルソン療法で使う約10種類のサプリメントの使用法と効果
- 2.1 ゲルソン療法で使う10種類サプリメント一覧
- 2.2 複合カリウム溶液で過剰なナトリウムを解放!
- 2.3 甲状腺錠とルゴール液でヨウ素摂取して免疫活性化!
- 2.4 ナイアシン(ニコチン酸、ビタミンB3)で血行を良くする!
- 2.5 レバーカプセルで肝臓機能を取り戻す!
- 2.6 レバーエキスとビタミンB12の注射で肝臓を回復させる!
- 2.7 パンクレアチンで腫瘍組織を分解して排除!
- 2.8 アシドールペプシンで胃を助け消化力アップ!
- 2.9 オックスバイルパウダーとひまし油をコーヒーエネマに混ぜて浄化力アップ!
- 2.10 フラックスシードオイルはゲルソン療法で唯一許される油!
- 2.11 コエンザイムQ10で免疫力強化!
- 2.12 この記事を読んだ人はこんな記事にもご興味があるかも
ゲルソン療法では約10種類の天然サプリを治療に併用!
『ゲルソン療法 がんと慢性病のための食事療法』 シャルロッテ・ゲルソン氏 2009年8月初版
(管理人の読書日2015年6月)
ゲルソン療法では薬は使いません。
しかし栄養サプリメントは使います。
ゲルソン療法では1日13杯のスロージューサーによるジュース
⇒ゲルソン療法式スロージューサーによる4種類の野菜果物ジュースレシピ
と
1日3食の野菜果物中心の食事
⇒ゲルソン療法実際の食事メニューと腎臓に良い解毒スープ『ヒポクラテススープ』のレシピ
で栄養を摂取します。
しかし患者さんによっては十分に栄養を吸収できないほど体が弱っているため目的別で約10種類の天然サプリを併用します。
ということで、今回はゲルソン療法で使う約10種類のサプリの一覧とその効果について解説します。
ゲルソン療法で使う約10種類のサプリメントの使用法と効果
まずは早速10種類をお伝えした後、そのそれぞれの使い方と効果を解説していきます。
ゲルソン療法で使う10種類サプリメント一覧
・複合カリウム溶液
・甲状腺錠とルゴール液
・ナイアシン
・レバーカプセル
・レバーエキスとビタミンB12の注射
・パンクレアチン
・アシドールペプシン
・フラックスシードオイル
・コエンザイムQ10
複合カリウム溶液で過剰なナトリウムを解放!
【ゲルソン医師が説く複合カリウム溶液の効果と見解】
・すべての慢性病に共通する基本的な問題は細胞のカリウムが減り、ナトリウムが侵入する組織損傷症候群にある
・先進国の食事は塩(ナトリウム)がたくさん使われている
・患者の体から過剰なナトリウムを解放させ、むくみ、高血圧、痛みを軽減
・重要な臓器に正常な量のカリウムが戻るのに1~2年かかることもある
・血液検査の血清カリウム値は必ずしも細胞のカリウム量を反映していない
【複合カリウム溶液の使用法】
・3種類のカリウム塩が予めミックスされた粉100gを1リットルの蒸留水に溶かす
・10杯の野菜果物ジュースに最初の3~4週間は小さじ4杯、その後は小さじ2杯入れて飲む
【複合カリウム溶液に対する管理人の見解】
カリウム不足、ナトリウム過多の状態を元に戻すための処置だと思います。
通常はカリウム豊富な野菜ジュースと野菜スープで十分だと思いますが、消化不要な野菜ジュースからでさえも栄養を摂取できないほど衰弱した末期がん患者さんにはこの複合カリウム溶液が必要になるのかもしれません。
なおここで興味深いのは崩れたカリウム量が戻るのに、これだけのカリウムを摂取しても1~2年かかることがあるということです。
自然療法士はよく
「人間が自分の崩れたバランスを取り戻すには通常不摂生を続けた期間と同じだけの時間がかかる」
と言います。
がんはワクチン接種、放射能を浴びたなどの理由を除けば、長年の誤った生活習慣の蓄積で発症します。
それを手術、抗がん剤、化学療法など短期的に完治させようというアロパシー(西洋)医学はそもそも無理があるように感じます。
なお本書の中で複合カリウム溶液に使われる3種類のカリウム塩の具体名称は出てきませんが、調べてみると
・酢酸カリウム
・グルコン酸カリウム
・リン酸カリウム
の3つのようです。
ただ、リン酸カリウムはリン酸塩のことで加工食品に使われる添加物です。
通常は避けるべきものなのになぜわざわざ摂取するのか不思議に思います。
もし、この3種類のカリウム塩がミックスされたサプリを試したい場合、日本のアマゾンでも取り扱いがあります。(現在売り切れですがアメリカのアマゾンなら購入可能です。)
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甲状腺錠とルゴール液でヨウ素摂取して免疫活性化!
【ゲルソン医師が説く甲状腺錠とルゴール液の効果と見解】
・水道水に含まれる塩素とフッ素は甲状腺からヨウ素を奪い正常な働きを弱める
・甲状腺錠とルゴール液で免疫が再活性化し治癒が始まる
・10種類のサプリの内唯一、摂取量に正確な調整が必要
【甲状腺錠とルゴール液の使用法】
・(ほとんどのがん患者さんは)甲状腺錠5グレインと希釈したルゴール液をオレンジジュース1杯、にんじんとりんごのジュース5杯に各3滴ずつ合計18滴毎日摂取
・その後甲状腺錠2~2.5グレイン、ルゴール液12滴に減らす
【甲状腺錠とルゴール液に対する管理人の見解】
ルゴール液はヨウ素とヨウ化カリウムを含む水溶液です。
ヨウ素は強力な殺菌効果があるため消毒薬やうがい薬として使われています。
日本人なら『イソジンうがい薬』
と言えばすぐにイメージがわくと思います。
余談ですが管理人は昔はイソジンでうがいしていましたが、今は使っていません。
なぜなら自分を守ってくれる良い常在菌まで皆殺しにしてしまうからです。
そのためうがいならヒマラヤ岩塩を水に溶かしたものを自作して使っていますが、十分な効果を感じます。
また傷も昔はすぐマキロンや赤チンで消毒が普通でしたが、今では消毒しない湿潤療法の方が早く治癒すると言われ、管理人も湿潤療法を選択しています。
話をヨウ素に戻しますが、最近だと原発事故の放射能漏れの対策のためヨウ素剤を常備している方もいらっしゃると思います。
ヨウ素剤は一気に大量に放射性ヨウ素を浴びてしまったなどの急性期には必要かもしれませんが、慢性的な放射線ヨウ素対策ならワカメや昆布を食べることでも効果があると言われています。
なおヨウ素には
「甲状腺がんの発症リスクを高める(特に閉経後の女性)」
と指摘する声もありますが、
「日本人は昔から海藻を食べてきた民族で、ワカメや昆布など食品の摂取では過剰摂取によるリスクは心配しなくても良い」
という意見もあります。
管理人自身は産地にこだわったワカメ、とろろ昆布などを週3~5回食べていますが、今後もこのぐらいのペースで食べ続けるつもりです。
もしヨウ素をルゴール液で摂取したい場合はアマゾンでも買えますが
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薬局で買うと300円もしないものが3倍以上の値段で販売されてますのでお勧めしません。
またゲルソン医師が勧める甲状腺錠5グレインという摂取量は通常のサプリに含まれる含有量を超えています。
上記画像の甲状腺錠は1錠1グレインで100錠入り7356円で購入することができますが、個人の判断で使用するにはリスクが高いのでお勧めしません。
もしサプリレベルで甲状腺を活性化させるなら、こちらの
ぐらいから試してみるのも一つです。
iHerbなら60カプセル(2か月分)で1,380円です。
ただ申し訳ありませんが、管理人自身は試していないですので良いかどうかは分かりません。
ナイアシン(ニコチン酸、ビタミンB3)で血行を良くする!
【ゲルソン医師が説くナイアシンの効果と見解】
・ナイアシンはたんぱく質の消化を助ける
・ナイアシンは毛細血管を広げ血液の循環を促し新鮮な酸素が全身の組織に運ばれるのを助ける
・血行を良くして腹水や痛みを軽減
・ナイアシンフラッシュ(顔と胸上部が赤くなり痒くなる)が出ないナイアシンは効果がない
【ナイアシンの使用法】
・1回50mgのナイアシンを1日6回食間に摂取
【ナイアシンに対する管理人の見解】
ナイアシンは体内で最も多く存在するビタミンでその働きは多岐にわたります。
例えば上述のゲルソン医師が説く効果以外にも
・食品から摂取した糖質、脂質、たんぱく質の代謝
・抗酸化作用
・うつ病や統合失調症精神状態の回復
・二日酔いを防ぐ
・粘膜や皮膚の再生をサポート
・血液中のコレステロールや中性脂肪を減らす
などの効果があると言われています。
この中でも管理人が注目しているのは脂質の代謝です。
ゲルソン療法ではフラックスシードオイル(亜麻仁油)が唯一許される油ですが、含まれるオメガ3系不飽和脂肪酸がエイコサノイドに代謝されるにはナイアシンは不可欠です。(他にマグネシウム、ビタミンB6、ビタミンC、亜鉛が必要)
またゲルソン医師は
「ナイアシンフラッシュが起こらないタイプのナイアシンは効果がない」
と言っていますが、これはニコチン酸アミドではなくニコチン酸を元にしたサプリを選べば大丈夫です。
例えばこちらの
『ナイアシンサプリ』
です。
iHerbなら1カプセル100mg入り100カプセルで430円です。
またナイアシンフラッシュを発生させるには摂取量も重要で、ゲルソン医師は1回で50mg摂取と言っていますが、日本人体験者の声を聞くと1回で200mg~400mg摂取する必要があるようです。
なお1日の摂取量の推奨量は、成人男性15mgと言われていますので、ナイアシンフラッシュを起こさせるほどの量を頻繁に摂取しない方が良いと管理人は思っています。(人間は細胞抵抗性を備えているので同じ量ではだんだん効果が薄くなり、摂取量を多くする必要が出てくると思います。)
レバーカプセルで肝臓機能を取り戻す!
【ゲルソン医師が説くレバーカプセルの効果と見解】
・がん患者さんが毒で損なわれた肝臓が生体機能を取り戻すにはサプリが必要
・健康な動物の肝臓から脂肪を取り除き、それを乾燥させパウダーにしたレバーカプセルを使う
・乾燥したレバーパウダーとにんじんジュースの組み合わせが腫瘍組織の攻撃に不可欠なアブシジン酸(ビタミンA前駆体の1種)を生み出す
【レバーカプセルの使用法】
・毎日1回に2カプセルずつにんじんだけのジュースと一緒に3回摂取
【レバーカプセルに対する管理人の見解】
「体の中の不調な臓器を治すには同じ部位の臓器を食べると良い」
というのはまさに中国薬膳の『同物同治(どうぶつどうち)』の考え方と同じです。
東洋人ではなくドイツ人であるゲルソン医師がこの同物同治という考えに基づきレバーカプセルをサプリに選んだのかどうかは分かりませんが、個人的には興味深いです。
なお、ゲルソン医師は健康な仔牛の肝臓の粉末を使っていましたが、近年アメリカでは入手困難になり、最近世界唯一ゲルソン療法施設があるメキシコでも汚染が問題になっているそうです。
肝臓は動物にとっても解毒器官ですので、成長ホルモン、抗生物質が投与された牛は、脂肪とともに肝臓にその毒素が溜まっている可能性が高いです。
さらにアメリカの牛は狂牛病発生の原因とも言われる肉骨粉が飼料で与えられているリスクがあるため、そんな牛の肝臓を摂取したら肝臓機能を取り戻すどころか逆に汚染されて致命的なダメージを受けてしまうことでしょう。
そのため現在ではニュージーランドやアルゼンチンで自然放牧された一切の抗生物質や成長ホルモンの投与のない牧草育ちの牛の肝臓を原料としたレバーカプセルを探す必要があります。
そんな条件を満たすレバーカプセルなんてあるのかなと探してみたらありました。
『レバーカプセル』
iHerbなら60カプセル(2か月分)で809円です。
レバーエキスとビタミンB12の注射で肝臓を回復させる!
【ゲルソン医師が説くレバーエキスとビタミンB12の注射の効果と見解】
・肝臓の回復を目的として投与
・すべてのがん患者さんは貧血なのでビタミンB12でヘモグロビン量を回復させ赤血球の形成と成熟を促す
・動物実験では加齢、慢性病、手術、変性疾患、あらゆる中毒が原因の組織傷害を回復させている
【レバーエキスとビタミンB12の注射の使用法】
・レバーエキス3ccにビタミンB12を50mcg加えた物を毎日1回筋肉注射し、それを4ヶ月以上続ける。
・その後は2日に1回、さらに1年が経過する頃には1週間に2回にする
【レバーエキスとビタミンB12の注射に対する管理人の見解】
このレバーエキスではアメリカでも薬局で購入するのに処方箋が必要になります。
そのため入手が難しい場合は、
・前述のレバーカプセルを余分に摂取することで代用
・ビタミンB12はメチルコバラミンのタイプのものを1000mcg経口摂取
とゲルソン療法の公式サイトのQ&Aにも記載されています。
なお『メチルコバラミンのビタミンB12』はこちらです。
iHerbならちょうど1000mcgのものが60個で882円です。
パンクレアチンで腫瘍組織を分解して排除!
【ゲルソン医師が説くパンクレアチンの効果と見解】
・通常は脂肪、たんぱく質、糖質の消化に必要
・腫瘍組織を攻撃し、分解し、消化する
・ゲルソン療法で絶対不可欠なサプリ
【パンクレアチンの使用法】
・1回に325mg錠を3錠ずつ1日3回食後に、1回昼食と夕食の食間に摂取
・腫瘍サイズが並外れて大きい場合1200mg錠を2~3錠追加
【パンクレアチンに対する管理人の見解】
パンクレアチンは今回ご紹介するサプリの中で唯一、今現在管理人が摂取しており、生涯摂取し続けるであろう超お勧めのサプリです。
実際消化酵素については当ブログでも何度もご紹介しています。
本書の中でゲルソン医師は、パンクレアチンは
「腫瘍組織を分解して排除するときに重要な酵素として働く」
と書いています。
また一般的に
「人間の体は60兆個の細胞からできており、健康な人間でもがん細胞は毎日数百から数千個発生する」
という説があります。
がん細胞は免疫細胞さんがやっつけてくれるので健康な人はがんを発症しないのですが、
「パンクレアチンがその免疫細胞のお手伝いをしていると考えると、免疫細胞はその分力を温存できるわけですので、病気がうつったり発症しにくくなるのではないか」
と管理人はポジティブなことを考えたりします。(笑)
またがん細胞や腫瘍組織を実際に分解してくれるかどうかは分かりませんが、少なくとも消化酵素(エンザイム)を温存でき、すい臓さんの負担が減ることは間違いないです。
発症したら治療法がなく死?!すい臓がんは予防せよ!
なおここで重要な余談ですが、がんや末期糖尿病患者さんを余裕で治癒させる(一説にはエイズすらも)自然療法士が唯一顔を曇らせる病気は『すい臓がん』です。
実際
「西洋医療(アロパシー医学)ではすい臓がんに対する有効な治療法はない」
と言われており、世界有数の大富豪スティーブ・ジョブズ氏がその1兆円とも言われる資産をもってしてもどうにもできなかったのがもすい臓がんです。
※ゲルソン医師は化学療法を受けていないすい臓がん患者さんはゲルソン療法で治癒の可能性があると言ってますが実際の治癒率は不明です。
また、日本でも九重親方(元・横綱千代の富士)や星野仙一元監督も同じくすい臓がんで亡くなっています。
つまりすい臓がんは発症させることなく予防するのが1番です。
そしてすい臓がんを予防するには、すい臓さんの負担を減らすことが必要になります。
具体的には、アルコール、タバコ(現代の市販されているもの)、食べ合わせルールを無視した食事がすい臓さんに負担をかけるわけですので、それらをできる限り避ければ良いわけです。
ただアルコールやタバコは単純に避ければ良いだけですが、難しいのが食べ合わせルールです。
ごちゃ混ぜに食べる食べ放題ビュッフェは最悪なのはもちろん、コース料理などもほぼアウトです。
とは言え、たまにはそうした食事も楽しみたいのが人間ですので、そんな時こそ消化酵素パンクレアチンさんの力を借りるわけです。
管理人は昔から、料理は熱くて美味しいうちに早く食べたい、我慢せず好きなだけ食べたい、しかも噛む回数少ない、という消化器官さんに負担をかけてしまう性格ですので、果物や野菜ジュースなどを除いた固形物の食事をする時には消化酵素(エンザイム)を摂取しています。
外食する時の消化酵素摂取率はほぼ100%です。(笑)
また、ゲルソン医師は食後に消化酵素を摂取するように指示していますが、すい臓さんや消化器官の負担を減らすことが目的なら食前摂取が必要です。
なぜなら食べ物が胃に落ちてくる前に、胃の中に十分な消化酵素があると体が認識するからこそすい臓さんは消化液の分泌を減らし休むことができるからです。
なお消化酵素を食間に摂取することは、血液中に未消化となった状態で存在し炎症の原因となるエラーたんぱく質を除去するのに役立ちますので、それについては賛成です。^^
最後管理人が現在摂取している『消化酵素パンクレアチン』を紹介します。
iHerbなら100カプセル(50回分)で2,453円です。
※iHerbのアカウント登録の仕方についてはこちらをご覧ください。
補足ですが、人は体質によって、炭水化物、たんぱく質、脂質の内、どの消化が得意で不得意なのか異なりますし、血液型によって消化しやすい食材も異なります。
上記の消化酵素パンクレアチン8Xは、炭水化物を分解するアミラーゼ、たんぱく質を分解するプロテアーゼ、脂質を分解するリパーゼがバランス良く配合されておりオールマイティーですが、体質によっては他の消化酵素が合うこともあります。(実際管理人は上記の消化酵素の他にも食事内容に応じて併用摂取しています。)
しばらく続けて効果を体感できなければ他の消化酵素を試したり、組み合わせたりして実験していただくと良いと思います。
アシドールペプシンで胃を助け消化力アップ!
【ゲルソン医師が説くアシドールペプシンの効果と見解】
・慢性病の患者さんは胃酸とペプシンが不足し、食欲不振、消化不良の傾向
・アシドールペプシンはたんぱく質の消化を促し鉄の吸収を高める
・ガスと胃の膨満感除去
【アシドールペプシンの使用法】
・食事の前に2錠ずつ1日に合計6錠
・胃酸の逆流、胃潰瘍のある人は使わない
【アシドールペプシンに対する管理人の見解】
まず管理人の理解ですが、アシドールペプシンは『ベタイン塩酸(C5H12ClNO2)』のことで、本書では胃酸とペプシンが不足すると書いてあることから、ゲルソン医師はベタイン塩酸とペプシンの両方を摂取することを勧めていると解釈しています。
実際、ペプシンの前駆体ペプシノーゲンは胃の中で塩酸や既存ペプシンの作用でペプシンに変化することから、ベタイン塩酸とペプシンを同時に摂取するのは合理的です。
このペプシンは前述の消化酵素のうち、たんぱく質を分解するプロテアーゼの1種のため、通常なら食前に消化酵素パンクレアチンを飲むだけでも十分であると管理人は体感しています。
ただ極度に胃が弱った人、または健康な方でも
「今日は焼肉食べ放題をガッツリ食べて元を取るぞ!」
と気合を入れて食べる時には、消化酵素パンクレアチンと併用しても良いと思います。^^
なお市販されている『ペプシンのサプリ』には塩酸ベタインがもともと配合されていますので別々に買わなくても大丈夫です。
オックスバイルパウダーとひまし油をコーヒーエネマに混ぜて浄化力アップ!
【ゲルソン医師が説くオックスバイルパウダーの効果と見解】
・ひまし油を入れたコーヒーエネマをする時に、ひまし油を乳化させるために使う
【オックスバイルパウダーの使用法】
・ひまし油にオックスバイルパウダーを混ぜ乳化させてからコーヒーエネマ液に混ぜる
【オックスバイルパウダーに対する管理人の見解】
ゲルソン療法で使うサプリの中で唯一コーヒーエネマに混ぜて使用するものです。
ゲルソン療法式コーヒーエネマについては、これ以降の記事で詳しくご紹介します。
ここでは
「コーヒーにひまし油とオックスバイルパウダー、そして石鹸の泡を混ぜて浄化力を大幅にアップさせた強化版洗腸液があるんだな」
ということを頭の片隅に入れていただければ十分です。
なお『オックスバイルパウダーのサプリ』は普通に口から飲めば、脂肪分の多い食事をした時の消化を助けてくれます。(というよりそれがサプリ本来の目的です。^^;)
フラックスシードオイルはゲルソン療法で唯一許される油!
【ゲルソン医師が説くフラックスシードオイルの効果と見解】
・細胞膜に酸素をひきつけ細胞内に酸素を送り込む
・脂溶性の毒物を解毒することができ、プラーク(動脈の血管壁に沈着した脂肪のかたまり)を除去
・免疫系にとって重要なビタミンAを運ぶ
・過剰なコレステロールを取り除く。
【フラックスシードオイルの使用法】
・最初の1か月間は1日大さじ2杯
・その後は1日大さじ1杯
【フラックスシードオイルに対する管理人の見解】
フラックスシードオイルとは亜麻仁油のことです。
日本でもオメガ3系不飽和脂肪酸が摂取できるということで一時期えごま油と一緒にブームになりました。
しかし、その効果を実際に体感された方はどれほどいるのか疑問です。
正常分子栄養学を教える森山氏は自分自身、そして今まで処方してきた臨床例から
「日本人は亜麻仁油やえごま油を摂取してもそれを健康効果のあるEPAにまで代謝する酵素が体内にないので全く無意味」
とセミナーで断言しています。
また『プーファフリーであなたはよみがえる』の崎谷博征医師は、自分自身長年オメガ3系油脂を摂取し全く効果を感じなかったばかりか、最近それが原因でアトピーを発症し、その摂取を後悔しています。
そして管理人自身も7年近くオメガ3系の油脂を摂取していましたが、その効果を感じたことはありませんでした。
⇒オメガ3系の油は実は危険?!7年間自分の体で試した元アトピー脱ステ経験者が本当に良い油を紹介
そのため今現在の管理人の考えは、
【オメガ3系不飽和脂肪酸はグラスフェッド(牧草育ち)の牛の乳製品や牛肉、魚、ヘンププロテイン(麻の種子)を食べることで間接的に摂取するのは良いが、植物油としては摂取しない】
というもので実際にそうしています。
もしどうしても亜麻仁油を試されるという場合は少なくとも、オーガニック原料をコールドプレス(低温圧搾)したものを選ぶようにしてください。
またとても酸化しやすいのですぐに使い切るか、個別パックされたものにすると良いです。
もしサプリとして摂取するのであれば、ソフトジェルに入ったものを選ぶと良いです。
例えば、こちらの『フラックスシードオイル(亜麻仁油)』
ならオーガニック、コールドプレス、ソフトジェルと全ての条件を満たし、120個(120ml)で866円です。
ただし具体的商品名まで紹介しておいて申し訳ないですが、管理人はお勧めしません。
コエンザイムQ10で免疫力強化!
【ゲルソン医師が説くコエンザイムQ10の効果と見解】
・免疫系を強化し、感染やがんに対する抵抗を助ける
・この補酵素はかつては生のレバージュースで摂取することができた栄養をいくらか含んでいる
【コエンザイムQ10の使用法】
・1日50mgを5~7日間続ける
・その後1日100mgに増やし、最終的には1日当たり500~600mgにする
【コエンザイムQ10に対する管理人の見解】
一般的にはコエンザイムQ10は
・非常に強力な抗酸化作用を持ち、ダメージを受けた細胞を修復する
・食べ物の脂肪や糖を代謝してエネルギーを作り出す
の効果があると言われ
・ニコチンアミド(ナイアシン)と結びつくと神経細胞を守る
とも言われています。
また日本で爆発的に流行ったコエンザイムQ10ですが、体内ではほとんが還元型として存在するので、サプリで摂取する場合も還元型の方が吸収率が高くて良いという説もあります。
コエンザイムQ10は昔試したことがありますが、その当時は特に言うほどの効果は感じませんでした。
しかしコエンザイムQ10は年齢とともに減少するため、年齢が上がるほどその効果とありがたみを感じると言いますので、また試してみようと思います。
なお還元型のコエンザイムQ10を試すならこちらの『ユビキノール KanekaQH配合』が良さそうです。
究極の電磁波対策TQ技術のQはユビキノン(コエンザイムQ10)のQ!
ここで最後コエンザイムQ10に関するかなりマニアックな話を紹介します。
いきなりですが
「『TQシール』をご存知ですか?」
これです。
↓ ↓ ↓
このTQシールは内海聡医師も使っているオカルトな電磁波対策シールです。
「そもそもTQって何ですか?」
という方もいらっしゃると思いますので、TQとは何か?についての説明をコピペします。
【TO技術とは?】
戦前から東大で行われていた研究 [花が開く時に何の物質が関与しているか?]から出発しています。 花が咲く(開花)時にはα-トコフェロール(ビタミンE)とユビキノン(コエンザイムQ)という物質が関与しています。 そのトコフェロールのTと、ユビキノンのQで、TQ技術と命名しました。 TQ技術は既に40年間公共事業や健康分野や農業において、驚くべき現象を出し続けています。
ここからさらにオカルトな話をしますので、話1割ぐらいで読み流してください。(笑)
現代の私達の文明では蒸気、石油、電力、原子力などをエネルギーとして利用していますが、
「かつてのムー大陸では植物の発芽エネルギーを取り出してエネルギーとして使っていた」
という説があります。
確かに路上の雑草が硬いアスファルトを突き破って発芽することを考えるとそのエネルギー量はハンパない気がします。
超太古文明では反重力エネルギーを自由に使いこなし重い物(UFO、モアイ像、ピラミッドの石)などを自在に動かしていたという説が有力ですが、個人的にはこの植物の開花エネルギーを使うという話の方がエコで魅力的に感じます^^
そしてその植物の開花にビタミンEとユビキノン、つまり還元型コエンザイムQ10が関与していることが判明しているのです!
こう考えながらさきほど紹介した『還元型コエンザイムQ10ユビキノール』を摂取すると何か効きそうな感じがしてこないでしょうか?(笑)
管理人もこの記事を書きながら思わずポチっと注文してしまいました。(笑)
また効果を実感できたら改めて記事にしますね。
究極の電磁波対策TQ技術のTはα-トコフェロール(ビタミンE)のT!
あっ、あと還元型コエンザイムQ10とともにビタミンEもサプリで摂取しようかなと思った方もいらっしゃると思いますが、ビタミンEは脂溶性ビタミンで体内で蓄積されるため過剰摂取には注意してくださいね。
ビタミンEの過剰摂取は
・肝臓に負担をかけ肝機能障害
・血液が止まりにくい
・骨量を減らし、骨粗鬆症
のリスクがあると言われています。
なお管理人自身はビタミンEは経口摂取ではなく、こちらの
を自作のマッサージオイルに極少量混ぜて摂取しています。^^
管理人はこのマッサージオイルも色んなレシピを試し今は3種類(痔など肛門、粘膜に良い物、疲労した筋肉に良い物、アトピーや乾燥肌に良い物)の調合オイルを使いわけています。
この具体的なレシピについてもご要望が高いものから順に記事にしていきますね。
以上、今回はゲルソン療法で使用する約10種類のサプリの名称、効果、使用法と管理人の見解についてお伝えしましたがいかがでしたでしょうか。
これでゲルソン療法3本柱の内の1つ、『栄養の摂取』についてはこの記事で完了です。
次回からはいよいよ最後の柱、『解毒=コーヒーエネマ』についてお伝えします。
そうです、管理人が今現在毎日しているコーヒーエネマです。(笑)
コーヒーエネマについては既にいくつか記事を書かせていただいていますが
ゲルソン療法式のコーヒーエネマとは少し異なります。
ゲルソン療法式の厳格なコーヒーエネマ法についても知っていただいておいて損はありませんので、コーヒーエネマ実践者も、これから試そうという方も、まったく知らない方も是非楽しみにしていてください。
それでは今回も最後までご覧いただきありがとうございます。
この記事を読んでくださった方がご自身にピッタリのサプリを見つけ完全無欠な健康体を手に入れていただけることを願っております。